1997年9月発売
アニメの主題歌やFM番組のパーソナリティで人気の彼女の、初めてのベスト・アルバム。93年から96年までにリリースされた8曲のシングルのメイン・トラックのほかに、アルバム未収録曲(10)と(12)が入っている。さらに、(9)は未発表ヴァージョンだ。
MR.BIGのシンガー(当時)、エリック・マーティンの、アメリカの人気番組のサントラ『マッド・アバウト・ユー』に収録されていた(1)をフィーチャーしたシングル。安堵感漂う好バラードだ。(3)は彼がプロデュースを手掛けた女性シンガー須藤あきらとのデュエット曲。どれも歌心を秘めた秀作。
『エンペラー・トマト・ケチャップ』から約1年半ぶりの、97年のアルバム。基本的にはその前作の延長線上にある作りだが、ジョン・マッケンタイア以外にマウス・オン・マーズのメンバーなども参加、貪欲なまでに心地良い響きを追求していた作品になった。
大ヒットのデビュー・アルバム『ラヴ・イズ・ア・ワンダフル・シング』からのナンバーのリミックス・コレクション。彼女の魅力的なヴォーカルを生かした、ワザに走りすぎないシンプルなリミックスが中心で、リミックスにありがちな違和感がないのがいい。
ジャンル
エキゾティシズム100%なジャケで登場のアニー・クラマーは、ニュージーランド出身の女性歌手。けれど、ジャケから連想されるような南洋風ののほほんサウンドじゃなく、けっこうタイトな今風ポップです。ポリネシア風味は、あくまで隠し味として。
イギリスで活躍する日本人DJ、TSUYOSHIのパートナーとしても知られているオーストラリアのトランス・テクノDJ、ニック・テイラーのリーダー作。それほどアッパーなノリではなく、ちゃんとビートも見えるし、親しみやすいかも。
アイリッシュ・ポップス的な雰囲気を多分に秘めた本作。そんな端麗でアンニュイな雰囲気もこの作品の魅力だが、彼女の本音の恋心を綴った詞の世界にも、幾つもの恋を経験した女性だからこそ感じる悲哀を覚え、妙に心をむず痒くさせられてしまうはず。
10組のインディーズで活躍するバンドのコンピレーション。インナーの写真を見るとヴィジュアル+ハード・ロックな人たちがいますが、音はいろいろ。繊細な(1)、ちょっとビリー入った(3)、ハードコア色強い(5)、それと(8)が印象的。みなさん、名前が難しいです。