1998年11月6日発売
ノイエ・ムジーク YUMI MATSUTOYA COMPLETE BEST VOL.1ノイエ・ムジーク YUMI MATSUTOYA COMPLETE BEST VOL.1
毎年恒例となっていた新作の年末リリースがなかった98年末、その代わりに発表されたのがこのベスト盤。ティン・パン・アレーとの共作曲を含む、聴きどころ満載の2枚組。ユーミンのエネルギーが再確認できる。
ロイヤル・アルバート・ホールロイヤル・アルバート・ホール
弾き語りで歌ったDISC-1と対照的に、攻撃的なロック・アンサンブルで押し通すDISC-2が素晴らしい。観客の野次に歌の題名で応酬する伝説的な一瞬だけではない、歌と演奏が圧倒的にいいのだ。33年前のこの録音があれば、ある意味グランジは不要かも。★
エル・デテ〜夏時間エル・デテ〜夏時間
再び日本制作。井出靖プロデュースで、ゴンチチやMONDAY満ちるらがゲスト参加。クレモンティーヌのウィスパー・ヴォイスを活かす、小粋な曲が続き、コンセプトどおりバカンス気分を味わえる作品となっている。ほんわか、のんびりするには最適の一枚。
All Through The NighAll Through The Nigh
彼女の優しい歌声がマリア様の声のように響く、スーザン・オズボーンのクリスマス・キャロル集。静かな夜に一人ゆったりと聴きたくなるようなシンプルなつくりです。ただバックはデジタル・シンセでなくなく古楽器のサウンドを使ってほしかったな。
極楽はどこだ極楽はどこだ
「極楽はどこだ〜幸せは何だ」と哲学的なテーマで迫りまくるフジテレビ『空飛ぶ!ネピTビビ』のオープニング・テーマをフィーチャーした3曲入り。キャッチーに、フォークとポップが雑然と同居する彼らのサウンドのたたずまいのおかしみは健在。
風に吹かれて風に吹かれて
失恋の痛みを歌った歌というのは、もしかしたらハッピーで仕方ない歌より人の心に届きやすいものかもしれない。幼い恋。涙の記憶。遠ざかる人。でも自分は進んでいかなかなればいけない。そんな雄大で胸に染み入るロスト・ラブ・ソングです。