1998年11月発売
チエミのジャズアルバムチエミのジャズアルバム
江利チエミのジャズ・スタンダード・ナンバーを集成。ジャズは戦後の進駐軍キャンプで腕を磨いたアーティストたちによって、こうして日本人の親しみやすいものに表情を変えた。むさぼるように外国文化を求めた戦後の一時期を知る人たちには、たまらなく懐かしいだろう。
ダーク・ダックスのロシア民謡ダーク・ダックスのロシア民謡
昭和30年代というのは彼の地とその政治体制がユートピアとしての“幻想”に包まれ、語られていた時代。ロシア民謡も大衆の歌として人気を集めていた。そのころに録音された音源だけあってダーク・ダックスの歌声も若く、時代の波に乗った勢いを感じさせる。
我が青春のジョーン・バエズ我が青春のジョーン・バエズ
ジャンル
60年代アメリカン・フォーク・ムーヴメントを代表する女性アーティストで、伝統民謡から新作まで幅広いレパートリーを誇った。同時期の女性フォークの典型である長く伸ばした髪と清純な歌声を持つ。日本での人気が高く、ヒット曲「ドンナ・ドンナ」などを収録。
フルート・エレガンス 山形由美 ベスト・フルート・エレガンス 山形由美 ベスト・
CM曲も入っている初のベスト・コレクション。(10)(11)の2曲以外は既に発売済のアルバムからのセレクションとそのリテイクだ。ウィンズというタイトル通りさわやかな曲が集められているが、時折アレンジのヤボッたさが気になる所も…。
新・動物の謝肉祭〜ピアノ座のHIROSH新・動物の謝肉祭〜ピアノ座のHIROSH
熊ん蜂をナビゲーターにして、森の珍奇な動物たちとピアニスターHIROSHIが繰り広げる、奇想天外なパフォーマンス。ノン・ジャンルと見せかけて、実はクラシック・ファンのためのお楽しみだが、腕は立つし、やや即興的な編曲のセンスが痛快だ。
にしきのあきら全曲集にしきのあきら全曲集
いまじゃすっかりバラエティ番組のおもちゃとして扱われているにしきのあきらの全曲集。お馴染みのヒット曲(3)や歌手としての起死回生を謀った最新シングル(1)など、テレビとはまったく違う“スターにしきの”の魅力満載。新録(12)はちょっと軽すぎでは?