1998年12月発売
ゲリー・ゴフィン&キャロル・キング夫妻の家でベビーシッターをしていたリトル・エヴァが、一夜にしてスターの座を手に入れたのが62年夏の全米No.1ヒット(1)。この曲をはじめ、キャロル・キングの手になるアメリカン・ポップスの秀作揃いの一枚。
米国のケルティック音楽専門レーベルのオムニバス。CD2枚に米国をはじめ、アイルランド、スコットランドなど、世界各地のトラディショナル系ミュージシャンを幅広く収録するのが特徴。ひと口でケルトといってもいろいろあることを実証する一枚だ。
前作から3年4ヵ月ぶりのセカンド・アルバム。東京、ニューヨーク、ナッシュヴィル、キングストンの4都市で録音。書ききれないほどの豪華ゲストを迎え、全編にストリングスを使用している。ロックンロール以降の20世紀を総括するような最新型の軽音楽。
キーボーディストから今やプロデューサーとしても大活躍の朝本浩文率いるユニットの新作。いかにも彼らしいこだわりのデジタル・サウンドの上に、キャッチーなポップスがのっかる。今回は作詞家として、小泉今日子や古内東子が参加しているのが目を引く。
ジャンル
カナダの5人組の3曲入り。ようやくアメリカでブレイクした新作『スタント』からのコーラスも印象的なポップで爽やかな最新シングル(1)、ラップを取り入れた(2)、人気ぶりが伝わるライヴ(3)を収録。バンドの多才な面が詰まった個性的な曲ばかりだ。
ナベプロのヒストリーものの一環としてリリースされたベスト盤。ジャズ的なテクニックに裏付けされたロックとの微妙な落差、甘く上手い歌声とサウンドの温度差がたっぷり楽しめる。この作品が気に入ったら次に出る予定のR&B集も必ず聴いてくださいね。
タイガースの沢田研二とテンプターズの萩原健一のツイン・ヴォーカルを看板とする“元祖スーパー・グループ”の代表曲を集めた作品。二大スターの後ろで光る井上堯之(G)と大野克夫(KEY)のロックなセンス、時代を物語るサイケな手ざわりが興味深い。
何たって(1)です。この軽さと薄さ、そこから醸しだされる格好よさこそがエレキ歌謡の神髄なのだ。ほんの数年の間だったが、テレビが若者の流行をリードしていた時代があった。その一瞬に光輝いた素敵な彼女の魅力を改めて味わうことのできる一枚だ。
園田高弘の70歳を記念してのコンサート・ライヴ。彼のピアノ芸術を凝縮したような濃密な演奏内容である。バッハでの華麗なヴィルティオジティ、シューマンでの深みのある表現、ベルクでの鋭い感性など、当夜の熱気が伝わる迫真のアルバムである。
ファンクの跳ねるリズムって心地良いなと、再体験させてくれたハード・ロックのアルバム。オルタナ的陰影もなんのその、ギター・バンドにも似たキャッチー&ポップ攻撃で、思わず腰が軽やかにクネります。元エクストリームという肩書は不要でしょう。