1998年2月25日発売
我が道をゆくヘヴィ・メタルの強者が結成17年目にして放つ、初の2枚組ライヴ・アルバム。もともとライヴ・アクトの評価が高いバンドだけに、満を持しての登場だ。ベストといえる選曲で全23トラック、息つく暇もなくヘヴィ・メタルの真髄を提示している。
ゲフィン・レコードに移籍したため、再発された83年の2枚目。これはすごいですよ。様式メタルの極み、権化といった感じなのだ。ドラマチックな曲、ハイ・トーンのヴォーカル、仰々しい歌詞。笑いとばすも陶酔するも自由だが、妙に説得力があった。
メタル界のマッチョ軍団として知られる彼らはその容姿で若干ソンしている部分がある。つまり、この手は大味で中身はカラッポという偏見だ。が、実際はその逆。確かに筋骨隆々、体育会ののりもあるがサビを効かせた曲作りも忘れない。外見に反し器用な連中。
上方の若旦那の初CDは、それぞれに特徴的な若旦那が登場する噺が並ぶ。伸び伸びとして、ホンワカした語り口に育ちのよさが感じられて、若い頃の志ん朝を思い出す…とはヨイショがきつい? 久しぶりに若旦那の色気を素で演じられる噺家が登場した。
82年9月に放送されたTBSテレビ『テレビ・シティー・スペシャル』のサウンド・トラック盤。“ヤア・ヤア・ヤア・オフコース”といった感じの内容で、オフコースのひとつのピークの時点に作られた記念アルバムといえる。
1stを聴いた時は“!?”と思ったミッチー及川ですが、そのキャラが多少は理解できた今、2ndを聴いた印象は「へなちょこプリンス、でもOK」。(4)は往年の岡村ちゃんのようでもある。こうなったら“へなちょこの美学”をとことん追求してほしい。
躍進するビジュアル系バンドたちの音楽的ルーツであるBOφWYの新編集ベスト。けっこうシブめの曲まで選ばれています。熱心に聴いてなかったワタシでも、ほとんどの収録曲を知っているあたりに、このバンドの浸透力とポップさを再認識させられました。