1998年5月発売
ベルワルド:交響曲第3番ハ長調<サンギュリエール>ベルワルド:交響曲第3番ハ長調<サンギュリエール>
ベルヴァルドの二つ交響曲では、この作曲家の独創的でユニークな音楽の世界をマルケヴィッチがあますところなく描き切っている。オーケストラの素晴らしい表現力にも脱帽。対照的な作風のシューベルトでもこの鬼才ならではの表現が随所でみられる。
ロッシーニ:歌劇<セビリャの理髪師>全曲ロッシーニ:歌劇<セビリャの理髪師>全曲
既に定評ある演奏。アバドはゼッダによる校訂版を用い、歯切れの良いリズムで全体を引き締まらせ、人間の肌のぬくもりを感じさせながら、そのオペラ・ブッファの本質を見事に再現している。プライのフィガロ、ベルガンサのロジーナなど理想的な配役。
ワーグナー:楽劇<トリスタンとイゾルデ>全曲ワーグナー:楽劇<トリスタンとイゾルデ>全曲
発売元
ユニバーサルミュージック66年、バイロイト音楽祭でのライヴで永遠のベストセラー。録音に際しては『一般的な響き』が考慮されたというが、それでも独特な音色が聴ける。スタジオでもこれほどの名演がめったに望めないのがワーグナーの難しさかもしれない。