古澤巌率いる“タイフーン”の演奏を聴くと、ピアノ四重奏という形態の果てしない可能性を感じる。ルーマニア民謡から、ショーソンやフォーレのピアノ四重奏曲、そして、メンバーのオリジナル曲まで、どれもが違和感なく楽しめる。
かの香織がヴォーカリスト、プロデューサー、オーガナイザーとして作ったセルフ・ユニットがこのコキュウだ。タイトルからして察しがつく通り、アンビエント、チャント、自然の音などをブレンドし、癒しのための心地良さを耳から吸い込ませてくれる。