1998年7月発売
ビートルズに影響を受けて音楽を始め、自宅のガレージでひたすら全楽器を一人で演奏し4チャンネル宅録を続けたアメリカ西海岸の異才。どこを切ってもポール・マッカートニー節にあふれた名曲の数々で笑ってしまうけど、なかなかここまでハマれないよ、普通。拍手。
J.レンボーンの永年に及ぶ活動に新しい境地を示すような意欲作だ。アイルランドを中心としたトラッド・シーンの有力ミュージシャンたちの参加を得ながら、なお、純粋なケルト・チューンにイングランドのエッセンスを加えた作品をものにしたのはさすが。
テリー・リードの名曲にはじまるカヴァー集で84年リリースのものの復刻。3曲のボブ・ディラン作品、サンディ・デニーやティム・ハーディン作品など唸るしかありませんね、染みちゃって。淡くかみしめるような歌唱は夢に出てきそう。清涼感もある。
90年代以降のUKソウル・シーンの人気ナンバーのリミックス・ヴァージョンばかりを集めたもので、おおむねアシッド・ジャズ以降の空気が反映された音作りになっている。今聴くと早くも古いものもあるけど、このくぐもった洗練され具合はUKならでは。
ロンドンのアシッドなニュー・ウェイヴ・バンド、A.R.ケインまで入ってしまったデヴィッド・バーンのレーベルのサンプル・オムニバス。ワールド・ミュージックと言うよりニュー・エイジなダンス・ミュージックであり、バーンが信じるピュアなポップス達。
シナトラ最良の年、65年に発表された50歳を記念してのアルバムがこれ。しみじみもののバラード集で“私の年かい? 恋が出来ないほど老いてはいないよ”と(2)で歌えるシナトラの格好良さ。華やかな輝きの中に渋さを感じさせる酒落たセンスのバラード集。
フランク・シナトラのリプリーズでのキャリアを代表する4作品がデジタル・リマスタリングで再発売。全作オリジナルのアートワークとライナー付き。61年から67年のシナトラの姿がここに。
ブラジル出身のベテラン・パーカッション奏者、アイアートの77年の名作の世界初CD化。ブラジルのリズムと、ポップなメロディが過激に融合した独特なサウンドが展開されている。また1曲だけだが、ジャコ・パストリアスが参加しているところにも注目。