1998年9月発売
ライヴ・イン・ロンドンライヴ・イン・ロンドン
ライブ盤が熱狂を伝えるのは珍しいことじゃない。でも、このアル・ジャロウのドライブするようなパワーは凄い!彼のハイパワーにホール全体が呑み込まれ、エネルギーがショートするのが見えるようだ。1曲目も劇的だけど、こういうライブを待っていた。
L・イズ・フォー・ラヴァーL・イズ・フォー・ラヴァー
楽器のように歌う、その卓越したボーカル・テクニックで聴かせるアル・ジャロウの10作目。プロデューサーはナイル・ロジャースだが、いつものナイル色は影をひそめ、アルのボーカリストの魅力を最大限に引き出している。今まで以上にポピュラーな印象。
ハーツ・ホライズンハーツ・ホライズン
ジャズもブラコンの一種だという太々しい根性でおみごとな世界を築いてきたアルの2年ぶりの新作。ジョージ・デューク、ジェイ・グレイドンという旧友たちとの落ち着いていながらホットで人情のあるヴォーカル・アルバム。昼も夜も楽しみたい。
ヘヴン・アンド・アースヘヴン・アンド・アース
3年半ぶり、通算12枚目のアルバム。今回は、ナラダ・マイケル・ウォルデンをプロデューサーに据え、モダンなR&B色の作品に仕上げている。最後の曲はマイルス・デイヴィス作で、ここでは、彼本来の素晴らしいジャズ・ヴォーカルを聴くことが出来る。