1998年9月発売
49年から69年にかけてチェス・レーベルに残された音源の中から、計29人のブルース・マンの名曲・名演全45曲を収めた2枚組コンピレーション。一般人でも名前を知ってる超有名プレイヤーを多数収めるので、入門編としても便利かも。ジックリ聴こう。
ブルースの宝庫チェスを代表する4人のピアニストにスポットをあて、彼らの代表曲・名演奏45曲を惜しげもなく収録。軽快にスウェイングするブギウギから、メランコリックなバラードまで、ピアノ・ブルースの真髄、醍醐味が濃縮パックされている。
多くのロッカーがカヴァーしたブルース・クラシックをチェス音源からセレクト、2枚のCDにド〜ンと36曲も詰め込んだ企画盤。カヴァー・ヴァージョンと聴き比べるもよし、ブルースの入門編として聴くもよし、いろいろな楽しみ方ができる徳用盤です。
最近というか今頃、音楽学者たちが日本の20世紀音楽を整理し始めている。これは61年録音の再発売。武満、外山とそれ以前の世代の音楽。むろんすべての傾向を網羅してるわけではない。時の流れは恐ろしい。私たち現代の聴衆はこれを楽しんで聴けるか?
68年発売LPの再発売。明治100年記念企画。「日本独自の美しさと力強さを表現する交響曲」冒頭、龍笛のソロでしめやかに始まり、オケが旋法的に入るとすぐに筝が参加……。ものすごいものである。第3楽章では法螺貝から戦の描写! ものすごいものだ。
初CD化。75年にフランスACCディスク大賞受賞。メシアンだったらやっぱりこの人たちだろうなという、当時としては最高のメンバーによるメシアン。オケがちょっと杓子定規だが、リズムも音色もまずはシャープでなかなかの演奏。録音も日本的優秀録音。
日本語のナレーションによる「兵士の物語」。観世栄夫と観世寿夫のナレーションが凝っていて素晴らしい。演奏は少し淡泊だが、悪くない。今の日本の音楽界では考えられないような企画力と周到な準備による70年代の意欲的な録音といえる。
発売元
キングレコード株式会社日本語による舞台で、これほど言葉が聞き取れることは少ない。邦訳歌劇の上演史に残る1970年の貴重なライヴである。資料的価値もさることながら、オペラを聴く醍醐味を満喫せてくれる。生き生きとした音楽を描き出す山田一雄の指揮が果たす役割も大きい。