1999年12月8日発売
アジール・チンドンアジール・チンドン
ソウルフラワー・ユニオンが主軸となって結成されたチンドン型式のユニットだが、これが歌・演奏ともに大変な充実ぶり。殊に中川敬のヴォーカル。阪神大震災が今回の活動のきっかけだそうだが、取り上げた曲が持つ力に演奏者が癒されてもいる。好盤。
ハイ・タイド・アンド・ムーンライト・バッシュハイ・タイド・アンド・ムーンライト・バッシュ
ニューエスト、メスカリン、ソウルフラワーを通して、初のライヴ・アルバム。アイリッシュ・トラッドや民謡をはじめとする、彼ら独自の色とりどりなサウンド・アプローチが楽しめる。
Love, Day After TomorrowLove, Day After Tomorrow
倉木麻衣、17歳での国内デビュー・シングル。折しも和製R&Bブームで、80〜90年代洋楽の洗礼をたっぷり受けて育った世代の台頭期だけに、彼女の歌唱スタイルも当時の流行に沿ったもの。年齢なりのあどけなさがむしろプラスに働いてか、ミリオン・ヒットを記録。
ガストロンジャーガストロンジャー
宮本大暴走!!!! 一時期放送禁止との噂も流れたが、こういう音楽こそ世に問うべき。ヌルいヒット・チャート、馬鹿らしい仕組み、くだらねえシガラミに爆裂パンチを食らわしてやれるのはエレカシしかいないのだ!! 聴き手もこの歌をひとつ残らず食らうんだ。
blanketblanket
札幌出身の4人組による1作目。儚げなファルセット、かと思えば唐突に瞬間沸騰する鈴木由紀子の歌声と、グランジ〜オルタナを完全消化したメロ&歌詞が絶妙なコンビネーションを見せている。ニルヴァーナやクランベリーズ好きなら必ず気に入るはず。★
宴〜アンデス舞曲.....魂の大地に捧げる踊り宴〜アンデス舞曲.....魂の大地に捧げる踊り
フォルクローレの名曲を揃えたオムニバス盤。初CD化となるテイクも多く、初心者からマニアまで満足のいく選曲といえる。南米特有の哀愁、土着音楽の温かさ、ヒューマニズムあふれる深いリズムには脱帽するばかりだ。ハーモニカのファンなら(18)は必聴!