1999年2月発売
78年の初来日で好評を博した彼女の人気を受けて発表されたJVCのビデュー・アルバム。編曲はバリー・フォーギーとジョン・ベルだが、東京録音(79年4月)で、ピアノ以外、松木恒秀(g)や高水健司(b)ら日本人が後ろをかためる。ソウルっぽさが隠し味に。
80年録音のサリナの人気アルバム。ポップな選曲といいアレンジといい、とても聴きやすいアルバムだ。ピアノにポール・マシューズ、ドラムにハロルド・フィッシャーなどが加わっていて、彼女のバランスのとれた歌の魅力を十分に引き出している。
ジャンル
世界で一番“濃ゆい”ベーシストによるファンキーかつヘヴィでテクニカルな“ファンク・メタル”作品。しかしあくまで歌モノな仕上がりが嬉しい。かつて自らがレコーディングにも参加したhideの「ブルー・スカイ・コンプレックス」のカヴァーも見事。
5年ぶりのニュー・アルバム。従来のソウルフル路線に加えて、ハウス・ビート、ニューエイジ風のシンフォニックなアレンジ、バラードでのクリアな唱法などで新境地を覗かせている。ダスティ・スプリングフィールドの66年の大ヒット(8)をカヴァー。
ジャーマン・ソウル・シンガーのデビュー・アルバム。シンセの音色、リフの組み立てなど70年代ソウルをよく研究した打ち込みは、アナログのトレーシング・ノイズまで聴かせる芸の細かさだ。(4)はテイスト・オブ・ハニーの「今夜はブギ・ウギ・ウギ」が元ネタ。
ボルチモア出身のパワー・ポップ・バンドのセカンド・アルバム。ツボを押さえたよく鳴るギターと、ギミックを感じさせない素直なヴォーカルが印象的。理屈抜きにかっこいいロック・サウンドを満喫できる。こういうバンドが出てくることがアメリカの凄いところだ。★
ロック姐ちゃん、桃乃未琴のマキシ・シングル。強い女をシンボライズしたのが「花」というわけなのだが、そのマジメさが吉と出るか凶と出るか。R&B系じゃない“ロック”のウネリを芸風にしている貴重な女性シンガーだけに頑張ってほしいが。