1999年3月25日発売
spring-a-ring-a-ringspring-a-ring-a-ring
ファンタスティックなジャケ……中身は一体どんな風と思わせる。デビュー以来の支えの一人、上田エンジをはじめ、曲作りには中西俊博(ストリングスも担当)、黒沢健一、栗原淳らが参加。クリアで細いヴォーカルの魅力がぐっと引き出された仕上がりだ。
ウィンドウズ・オープンドウィンドウズ・オープンド
ドノヴァンの(1)での乗りの良さで、すべてのトラックを聴いてしまうことになる。ポップ・ジャズは、今の時代の方がしっくりと馴染んで聴けるのはなぜか。もう、この手のものに偏見なんぞないからかも。マンのフルートの妙味を楽しめる代表作の一枚。
I BELIEVEI BELIEVE
自己初のマキシ・シングル。表題曲はダンサブルなデジタル・ポップ。カップリングの2曲は、切ない系ラブ・ソング。曲自体の出来も、その味わいを引き出すアレンジ・センスも拍手モノなのだが、肝心の歌が……。この落差、昔のB級アイドルを思わせる。
二十世紀葬送曲二十世紀葬送曲
おどろおどろしい歌詞にキャッチーなヘビメタがミックスされた人間椅子だが、今ひとつカルトになれないあたりが妙におかしくて笑える。本作も江戸川乱歩しているようで、実はブラックサバスのパロディなんでしょう。ズバリの(9)に本質が表われているのでは。