1999年6月23日発売
ショパン:バラードショパン:バラード
ショパンのバラード4曲はドラマティックで緊迫感に富む作品だが、今回のスタジオ録音に聴くキーシンの演奏は、必要以上に突き詰めたあるいは自分を追いこんでいるような深刻な印象がやや強い。その後「子守歌」での安らいだ表情にはホッとするが……。
MOON DANCEMOON DANCE
4年ぶりになるいしだ壱成のマキシ・シングルは、本人の詞曲にアレンジの中原信雄と外間隆史、ラガマフィンのナーキを迎えて制作されている。サウンドの方はアレンジャー・コンビでもわかるように、サイケデリックな味付けのフォーキーなポップス。
Show must go onShow must go on
PENICILLINのGISHO(b)が、大滝純名義でリリースしたファースト。幼さの残る歌詞にとまどいを覚えたが、ファンにとってはむしろ、彼の偽らざる肉声として胸に響くのかも。全体にシンセの音色が若干チープな印象。(11)に勇気づけられた人も多いだろう。
ストリート・トークストリート・トーク
「君の瞳に恋してる」の作者であるクリューが76年にリリースしたソロ作。ファンキーなコーラス、粘っこいクラヴィネット、力強いホーンがグイグイ押す(1)、ストリングスが歌いまくる(6)など、時代を反映した大がかりで濃いめのディスコ・サウンドが並ぶ。