1999年6月23日発売
20年以上のキャリアを誇る日本のシンガー・ソングライターの草分け的存在である彼女のRCA時代の作品集。彼女自身の選曲で、リマスタリングにも参加している。CMソングだった[1](8)、[2](9)など、貴重な音源も収録。音が全然古くなっていない。★
80〜86年というEPOの初期の作品を彼女自らの選曲で集めた2牧組のベスト・アルバム。もちろん代表的な作品も数多いが、それのみならずジングルやカーペンターズ・メドレー、そして最近のCMソングの小品なども入っていて、レアな側面もあり。★
制作・出演
アンディ・サマーズ / ウォルト・ファウラー / ジョーイ・デフランセスコ / スティング / スティーヴ・タヴァグリオン / デイヴ・カーペンター / ハンク・ロバーツ / ピーター・アースキンジャンル
ラジオの番組で御馴染みのジングルを盛り込みながら作られた81年の作品で、ラジオ番組でも聴いているような気分が味わえるということで、当時は、楽しい企画ものとして歓迎された。だけど、こうやって、改めて聴くと、初々しい歌声が一番の魅力だ。
ディア・ハート・レーベル時代のEPOの『VITAMIN E.P.O』とベスト・アルバム『JOEPO』には元気はつらつ娘といった感じだったエポがいる。ポップスの持つ明るさを体で表現していたエポには「土曜の夜はパラダイス」や「う・ふ・ふ・ふ」などが、実にうまくはまっている。飛びはねる女のコからオンナを出そうとしたときの転換がうまくいってないように思うのだが。
《RCA名盤選書》シリーズの1枚。RCAレーベル第1弾、75年発表作品。佐藤博のアレンジも秀逸だが、なんといっても「わたし」や「チャイニーズ・スープ」などで聴かせるヴォーカルが圧巻。
吉田美奈子の代表作といえる76年4月発表のアルバム。矢野顕子、細野晴臣、大滝詠一、山下達郎らの曲を、作曲者の求めるヴォーカル・スタイルで歌っているようで、それだけバリエイションのある構成になっている。ちょいと笑いをさそうところもある。
全曲、自作曲を聴かせる77年発表作品。ヴァリエーション豊かな『フラッパー』に比べ、サウンドも一本筋の通った統一感が素晴らしい。プロデュースも本人と山下達郎が担当している。