1999年6月発売
MOON DANCEMOON DANCE
4年ぶりになるいしだ壱成のマキシ・シングルは、本人の詞曲にアレンジの中原信雄と外間隆史、ラガマフィンのナーキを迎えて制作されている。サウンドの方はアレンジャー・コンビでもわかるように、サイケデリックな味付けのフォーキーなポップス。
Show must go onShow must go on
PENICILLINのGISHO(b)が、大滝純名義でリリースしたファースト。幼さの残る歌詞にとまどいを覚えたが、ファンにとってはむしろ、彼の偽らざる肉声として胸に響くのかも。全体にシンセの音色が若干チープな印象。(11)に勇気づけられた人も多いだろう。
ストリート・トークストリート・トーク
「君の瞳に恋してる」の作者であるクリューが76年にリリースしたソロ作。ファンキーなコーラス、粘っこいクラヴィネット、力強いホーンがグイグイ押す(1)、ストリングスが歌いまくる(6)など、時代を反映した大がかりで濃いめのディスコ・サウンドが並ぶ。
夜明けまえ夜明けまえ
打ち込みをバックに、スライ風ベース、生&エレキ・ギターを自ら演奏したタイトル曲の濃密さと対照的な、2曲目のシンプルな弾き語りのバランスが絶妙。3曲目は99年2月に行なわれた武道館でのライヴ・テイク。この、おハコのドープな感じもイイ。★
四畳半ロック四畳半ロック
デビュー30周年記念盤は超強力アコギ・ロックの大傑作。アコギだろうとエレキだろうと、ロック人が演ればロックになるし、フォーク村の人が演ればフォークなわけで、エンケンはこの作品でロッカー(!)であることをきっちりと証明してくれたのである。
STAND PROUD! 2STAND PROUD! 2
元アンセム〜現ラウドネスのベテラン・ベーシストが、多彩なゲスト陣を従えて制作した“自らのルーツ・ミュージック集”。適度にマニアックな楽曲のセレクションと、細部にまでこだわりまくりの演奏ぶりが鍵。本人のヴォーカルまで聴ける貴重さも。