1999年8月21日発売
Where do we goWhere do we go
3ピース・バンドがはびこる昨今に珍しい、vo、key、dsからなるSKOOPの10曲入りアルバム。ソウルやR&Bをベースにしたオトナな感じがお姉さんたちを魅了してくれるに違いない。ゲスト・ミュージシャンにcobaや本田雅人など豪華な顔ぶれ。
THE GOLDSINGERTHE GOLDSINGER
90年に録音された(4)を聴けば、この人がそもそも翻案ラテン歌謡にぴったりの逸材だったことがよくわかる。歌に迷いがないところがいいだろう。リッキー・マーティンの“アチチ”ヴァージョン(1)は、本家に比べて低音が不足しているのがちと惜しかった。
On The 6On The 6
映画『マネートレイン』でお馴じみのハリウッド女優のデビュー・アルバム。プエルトリカンならではのラテン・エッセンスを随所に散りばめ、ヒット・メイカーを集めたゴージャスな作品にありがちな散漫な印象はない。シンガーとしてのポテンシャルも高い。
闇に吠える街闇に吠える街
ブルース・スプリングスティーンの78年作。73年のデビュー時にはボブ・ディランのフォロワー的な扱いだった彼が、前作『明日なき暴走』(75年)でロック・スターとしての地位を固めた後に、3年のブランクをおいて発表された、初期ステージ・パフォーマンスを代表する作品だ。
ザ・リバーザ・リバー
『ザ・リバー』は1枚に収まらないから2枚組ではなく、たっぷり20曲突っ走るロックン・ロール集である。しかも内容はまさに彼の生きざまそのものだ。オートチェンジャーで切れ目なしに聴きたいものである。『ネブラスカ』はバックなしの自身のギターとハーモニカのみを使った異色の作品。ステージの激しさとは打って変わった内に秘めた情熱が伝わってくる。