1999年8月25日発売
黎明期の日本ギター名曲集黎明期の日本ギター名曲集
すべて明治生まれの作曲家による作品ばかり。箏曲のような響きあり。演歌のような響きあり。そして西欧風な新しい響きあり。さまざまな要素が絡み合うこれら日本の洋楽黎明期の音楽が、山下のしっとりとした暖かな音色によって息を吹き返した。味わい深く新鮮。
こだまでせうかこだまでせうか
発売元
日本クラウン株式会社夭逝した大正期の童謡詩人、金子みすゞの人生物語が宮部昭夫のナレーションで綴られていく。さらに彼女の詩に合わせて多彩に色づけされるように、みすゞの詩が朗読され、曲が付けられて歌われていく。地方の投稿詩人だった彼女の姿を思い描いていける。
ポポポポ
ウエスト・コーストのとあるクラブでファンによって録音されたという私家アルバム。スタン・ケントン楽団を離れてコンボ活動を開始した時期のこのふたりの組み合わせによる録音は、歴史的な立場からも大変貴重であり、絶頂期の彼らを知れる一枚だ。
「四季」ヴィヴァルディ/和声と創意への試「四季」ヴィヴァルディ/和声と創意への試
モダン楽器ならばエヴァーグリーンのアーヨとイ・ムジチ、古楽器ならイタリア勢に限っても、ビオンディあり、イル・ジャルディーノ・アルモニコあり、全てが鮮烈な個性を競い合っている。ヴェネツィアの若手による本盤、そうした乱戦の中にあってはお行儀良過ぎる?
夜のストレンジャー〜フランク・シナトラニ夜のストレンジャー〜フランク・シナトラニ
実力者ベックの久方ぶりの新作はムラーツ〜ハートとのトリオによるシナトラ・トリビュート・アルバム。色気のあるギターの音色と独特なヴォイシングにまず惹かれる。長年のキャリアからエッセンスを搾り出した演奏には、シンプルなトリオは正解だった。★