1999年9月発売
リヴァーリヴァー
73年発表のサードが世界初CD化された。ソウル・ミュージックにブルースや米国南部のロックの味を溶け込ませたような前半も悪くないが、フォーク・タッチの後半が好き。歌の上手さを知り、ツェッペリンやパープルのシンガーに誘われたのもうなずけた。
ソー・ロング・ハリー・トゥルーマンソー・ロング・ハリー・トゥルーマン
70年代に活躍したシンガー・ソングライターの75年作品。ソングライターとして多くのミュージシャンから高く評価されただけあって、マテリアルはどれも秀逸。カントリーやブルースといったアメリカン・ルーツ・ミュージックを自家薬籠中のものとしている。
アナザー・ナイトアナザー・ナイト
ウィルソン兄弟作AORの名盤ついに復刻。79年発表当時の都会的洗練度満点、スティーヴ・ルカサーの官能的ギターも色褪せてこそ花。しかるに今聴くに値する匂いを放つ。現在ビルボード・チャートを賑わす音楽のルーツ知ることができる再発見の嵐必聴盤。
幸福を売る男幸福を売る男
日本のテレビCMでもお馴染みの米西海岸のベテランのサード(78年発表)。初めて自身がプロデュースを手がけてきたアルバムで、J.D.サウザー、ワディ・ワクテルなど腕利きが参加。一聴してドリーミィなポップス集だが、凝ったサウンド作りはさすがだ。★
風にくちづけ風にくちづけ
80年発表の通算4枚目。元来ビートルズの影響を強く受けたシンガー・ソングライターだったが、本作ではハードなギターをフィーチャーし、さらに一歩踏み込んだブリティッシュ・ビートを披露。その後のシャープなエレクトリック路線への起点となった作品。
ゲット・オーヴァー・イットゲット・オーヴァー・イット
新ギタリストにリッチー・コッツェンを迎え、新生MR.BIGとしてリスタート! プロデューサーにはハード・ロック界の大御所、パット・レーガンを迎えた。