1999年9月発売
J.BOYJ.BOY
路地裏で明日を夢見、故郷を後にした少年が都会で直面したものはーー。和製スプリングスティーン・浜田省吾にはありふれた地方都市に住む少年の心の内側をテーマにした歌が多い。避けては通れない現実をJ.BOY(日本少年)に託した2枚組問題作。
FATHER'S SONFATHER'S SON
2年ぶりの新作。情景と心情のカット・バックがねばり強くかつ的確に繰りかえされる描写はさすが。ワイルドなギター・サウンドでぐいぐいと気持ちと身体を引っぱっていく。冷徹な視線が熱情に支えられている。
誰がために鐘は鳴る誰がために鐘は鳴る
アルバム・タイトル、これはないでしょ。鐘は、誰がためではなく、汝のために鳴るのだ。それはさておき、やはりこの人はライヴでこそ、その魅力が十二分に発揮されると再確認。ディスクに収められてしまうと、“心情”が今ひとつ強烈に伝わってこないのだ。