2000年3月23日発売
ブラック・メタラー5人衆のミニ・アルバム。VOはデス声ながら、哀愁漂う旋律美は正統派メタルのそれでクオリティ主義に徹した曲は起伏に富んでドラマティックでさえある。アクセプトのカヴァー(5)はご愛嬌。でも、ツボを押さえたアレンジで聴き応え十分。
ノルウェー出身の7人組のサード。元々デス・メタル・バンドとして始動した彼らも、作を重ねるたびに激しさよりも耽美で欝な妖しさ、美しさを強め、本作でそのゴシック志向はひとつの完成形を見た。もう少し女性ヴォーカルが自己主張するとなお良いかも。
元シニックのポール・マスヴィダルを中心に、復活クリムゾンやドリーム・シアターのメンバーらが参加。プログレ色が強いが、各パートのテクニカルな調和に耳を傾けていると、ジャンルを超えた根源的な素晴らしさを喚起され、門外漢の僕は溜息が出るばかり。
ドイツ出身のパワー・メタル5人組による、セカンドにして本邦デビュー作。絶妙なるツイン・ギターが生み出すメロディックな疾走感とダイナミズムは、メタルの美学を余すところなく伝え、そのポテンシャルは凄まじい限り。次世代を担う超強力盤!!★
いわゆるメロディック・デス・メタルなのだが、異色なのはこのバンドがギリシャ出身だということ。そのためかどうかは定かではないが、北欧の同系統バンドとは異なった感触の叙情性とゴス風味がある。90年結成というだけあって演奏も説得力十分。
ノルウェー産ブラック・メタル・バンドの第4作。シンフォニックなバッキングの上を禍々しいデス・ヴォイスとヘヴィ・ギターが爆走していくスタイルは相変わらずだが、激烈さの中に耳を捉えて離さないメロディックな要素が秘められているのはさすがだ。
デス・メタルを彷彿させるようなメロディアスな面と、構成力に富んだプログレッシヴな面とを持ち合わせたフランス出身の4人組。卓越したインストゥルメンタルのテクニックには驚かされるものの、ワン・パターンなダミ声ヴォーカルだけは……。そんな4作目。
TNTでのデビュー以来、北欧ハード・ロックの世界で注目を集めてきたノルウェー人ギタリストの初ソロ名義作品。11曲中10曲が自ら歌う歌モノだが、全体を貫くモダン・ポップな音作りと癖の強いパワフルなギター・ワークの相性が独特なムードを醸し出す。
フィンランド出身のメロディック・パワー・メタルの超新鋭、待望のデビュー・アルバム。北欧叙情派メタルの最後の砦と噂されるだけに、美しい旋律と疾走感にはこれ以上はない様式美を感じる。
『ザ・バーニング・レッド』からの「フロム・ディス・デイ」に、世界中でこのCDでしか聴けない完全未発表ライヴ・テイク3曲を収録したマキシ・シングル。来日記念特別企画盤。