粘着質の情念をぐうっとキープしていくのがニガテ(!?)な日本人にしてはよく健闘して、なかなかテンションの高い音楽を繰り広げている。コッテリとした響きの厚みには欠くが、その分、作品の悲観的な要素がシャープに浮かび上がる恰好になっている。