2002年1月23日発売
ニーナとピアノ+4ニーナとピアノ+4
ピアノ(一曲はオルガンを使用)の弾き語りによる名作。静謐だけどソウルフルなピアノと肉声のしっとりとした拮抗表現は滋味たっぷり。これを聴いていると、ダニー・ハサウェイからジル・スコットまで、いろんな人の奥に彼女がいることも実感できる。
モーツァルト:交響曲第39・40・41番 ハフナー・セレナード/6つのドイツ舞曲モーツァルト:交響曲第39・40・41番 ハフナー・セレナード/6つのドイツ舞曲
このヴァントのモーツァルトほど、立派で精緻な美しさにあふれているものはなかろう。希有の充実感である。しかも、編成がそれほど大きくないので、ブルックナーなどよりも音質がいいことも利点。さらに、今回のリマスターで音質はいっそう豊かとなった。
ナゼルの夕べ〜プーランク:ピアノ・ソロ作品集ナゼルの夕べ〜プーランク:ピアノ・ソロ作品集
フランスの瀟洒な感覚にあふれた軽妙なピアノ曲が74曲余りギッシリとつまっている。今やプーランクのオーソリティといってもいいル・サージュ。高度なテクニックと洗練された洒脱な表現で聴かせる。3枚組のピアノ・ソロ全集からのコンピレーション。
ラヴェル:バレエ音楽「ダフニスとクロエ」全曲ラヴェル:バレエ音楽「ダフニスとクロエ」全曲
ミュンシュ&ボストン響による2度目の「ダフニスとクロエ」の全曲録音。初CD化。ミュンシュのぐいぐいと引っ張る推進力や大きな起伏を伴うドラマティックな表現に圧倒される。今時のクールなラヴェルを聴き慣れた耳には新鮮に聴こえる熱い演奏だ。