2002年3月21日発売
俺のサンバ史俺のサンバ史
サンバとともに生きてきた33年生まれ名シンガーの新録盤。アルバム・タイトルにあるように、サンバの流れを追いつつ御大の人生を描こうとした大作だが、とにかく喜びと精気とダンディズム、あり。ブラジル音楽に興味を持つ人は、必聴といいたくなる佳盤。★
フジヤマ・ママ 雪村いづみ スーパーアンソロジー 1953〜1962フジヤマ・ママ 雪村いづみ スーパーアンソロジー 1953〜1962
53〜62年といえば戦後日本の復興期。“バタ臭さ”がなによりもかっこよかった時代をポピュラー音楽でたどるなら、雪村いずみを聴けばいい、と再確認。太平洋の遙か向こうの文化を素直に礼賛しているようでその実、決して米音楽のストレート・コピーではない。洋楽カヴァー、和製ロカビリーのどちらからも“和魂洋才”が具現化された史上マレな、そして幸福な時代を見ることができる。
それぞれの空それぞれの空
1曲目の「それぞれの空」は、映画『翼をください』のイメージ・ソング。悲しい別れの歌だが、そのしっとりした感じは、映像とともに流れてくるのにぴったりかも。2曲目の「影ふみ」もまた、じんわりと心の中に入りこんでくるような作品。
SonadorSonador
オルケスタ・デル・ソルや熱帯JAZZ楽団のピアニストとして知られる森村献の通算3枚目のソロ・アルバム。4人の女性ヴォーカリストを迎え、バラードやダンソンなど、ゆったりしたサウンドを聴かせる。“今”の息吹が感じられる、ラテン・アルバムだ。
ハイドン:弦楽四重奏曲 第77番「皇帝」/モーツァルト:弦楽四重奏曲 第15番 他ハイドン:弦楽四重奏曲 第77番「皇帝」/モーツァルト:弦楽四重奏曲 第15番 他
若者ばかりのクァルテット。であればシャープな技巧にスピード感あふれるストレートな音楽。と、こんな先入観を持つのはマチガイ。もちろんそういう点もあるけれど、ファーストの伊藤亮太郎の持ち味にもよるのか、この団体は思いのほか湿度のある音楽を聴かせてユニーク。
クラシック・オン・ポップス・1〜クラシック・カバー名曲集〜躍動編クラシック・オン・ポップス・1〜クラシック・カバー名曲集〜躍動編
ポップスにカヴァーされたクラシックの名曲を集めたコンピレーション・アルバム。オリジナルの形とカヴァー・ヴァージョンの両方が収められていて、聴き比べができる。
J.A.T.P.アット・カーネギー・ホール 1949 〜フィーチャリング・チャーリー・パーカー&コールマンホーキンスJ.A.T.P.アット・カーネギー・ホール 1949 〜フィーチャリング・チャーリー・パーカー&コールマンホーキンス