音楽むすび | 2002年5月22日発売

2000年にリリースされたDJ YASの1stアルバム。海外でも高く評価されている彼の音世界はヒップホップのみならず、幅広いリスナーに訴えるものがある。オール・インスト。

2000年にリリースされたDJ YASのマキシ・シングル。RINO LATINAIIなど、彼と交流を深めてきたラッパーたちが多数参加した日米合作。

ケムリ・プロダクションなどで活躍するDJの、約2年ぶりとなるミニ・アルバム。(2)は、DELIの瞬発力あふれるライム・フロウと、HI-Dがサビで聴かせる妖艶な歌メロの対比がいい。とても音楽的。インスト曲もワールドワイドなレベルの成熟を見せている。

サーフ・ギターのプリンス、中シゲヲ率いる4人に、ENDSの遠藤遼一がヴォーカルとして参加しているのが、ご存じドアーズの名曲。爽やかにたたみかけるギター・メロディに、ENDSのエレキ・オルガンってどうよ? って思いましたけど、これがなかなか、カッコイイです。

アメリカンはこうゆうのが好きなんだろうなあ。ブルーグラス、ジャズ、クラシックの素材がそのまま生きている。無理に加工しないのが逆に新鮮、つまりは“刺し身”の手法だ。ネイティヴ・アメリカン風(10)、ロデオ大会風(14)。新旧アメリカの歴史が風そよぐ。

五嶋みどりのデビュー20周年記念盤。ヴィエニャフスキの協奏曲は88年のライヴ録音。16歳の彼女のおそるべきテクニックとテンションの凄演。後半の小品集は2001年の録音。より成熟し、音楽的に深まった、今のみどりの演奏を聴くことができる。★

ジャズ／ポップス両方で輝かしい足跡を残したペギー・リー。彼女は1940年代の前半、ベニー・グッドマン楽団のシンガーとしてデビューして、有名スターになった。この作品には、グッドマン時代のペギーの歌唱が集められている。声に柔らかな色気がある。