2002年6月21日発売
多くの有名アーティストのリミックスを手がける古澤大と杉山洋介に、紅一点の心地よい声質が特徴のミズノマリによるユニット。幸せで、心地よい楽曲を彼らなりのサウンドで聴かせてくれる。
フランスの世界的ジャズ・ヴァイオリニストが、一本のギターを伴奏に録音した81年の作品。ジャズやクラシックのロマンティックな名曲の数々を、エスプリとユーモアの利いた小粋でお洒落な作品に仕上げた。ジャズに留まらないヴァイオリンの魅力が満載。
ブラジル出身のシンガー/ピアニスト、タニアは80年代の前半にコンコードから米国デビューを果たし、鮮烈な印象を世界中に与えた。その頃の最も人気の高い作品だ。横っ面をパーンとハタかれたようなパッションが迸る。ジャズ界一ワイルドな女性だ。
『アローン・トゥゲザー』で幕を開けたベースとギターのマスターふたりによるデュオ・シリーズ第2弾。この楽器編成では、いまだ他の追随を許さないジャズ界のマイルストーンでもある。上手いと言うよりひたすら深い交感が、デュオの醍醐味を響かせ感服。
『アローン・トゥゲザー』で話題となった2弦編成デュオの感性豊かな名演をたっぷりと堪能できる84年8月のライヴ録音盤。この2作に『ライヴ・アット・ヴィレッジ・ウエスト』を加えたロンとジムのデュオ3作品は不朽の名ライヴ盤と評されている。
生ギター2本にベース、パーカッションという編成で、おもにブラジルの伝統音楽をしみじみと演奏している作品。これぞまさにジャズメンによるショーロの決定盤。ショーロ特有のセンチメンタルな雰囲気に泣かされること必至。繊細かつ哀愁的な演奏が心に優しく響く。
レイ・ブラウン・トリオの軽快な演奏ののち、後半の6曲にアーネスティン・アンダーソンが参加、一挙に会場は熱気を帯びる。語り口のうまさといい、粘っこいブルージィな歌声といい、このアーネスティンは本当に素晴らしい。ライヴならではの盛り上がりにも圧倒される。
ベースにピアノ、そしてフルートというユニークな楽器で編成されたトリオ盤。ブラウンとアレキサンダーの共演はほかでも聴けるが、生き生きとしたモストのフルートが加わることで、ほかの作品にはない不思議な親和力を生み出しているのが印象深い。
あまり名前を知られていないかもしれないが、自身のピアニズムを確立していて、その貫かれた美学は聴く価値あり。ベースもドラムも名手でピアノとの息もピッタリ。ただ趣味の良い演奏に終わらず、自然ににじみ出る彼の音楽心にホロリとする。渋い味わいがナイス。
ウィリアムスは地味な存在だが、初期に残したこのピアノ・トリオ作は、ジャズ・ピアノ好きは特に必聴の名作だ。名門ジャズ・メッセンジャーズ脱退後に録音。伝統的なスタイルとピチピチ跳ねるような現代感覚がミックスされている。CDの音もいい!★