2002年7月24日発売
4人組のバンドだが、その楽曲のテイストはかなりフォーキー。曲そのものも、またヴォーカルの歌い方も朴訥で、いい意味で洗練されていないざらざらした感触が、親しみやすさや温かさといった雰囲気を生み出している。3曲とも素直で実直な作品だ。
怪傑スヌープ・ドッグが送った、女性三人組ラップ・グループ。グループ名はチャーリーズ・エンジェルズに掛けた?(笑)ともあれ、なるほどスヌープが随所で登場もする、スヌープ印満載の無理のないラップ作。したたかさとしなやかさ、見え隠れ。
「裏切り者のテーマ」「ラブ・マシーン」という2曲の全米No.1ヒットのカヴァーを含む、ソウルフルなアルバム。バラードあり、アップ・ナンバーあり、1分台の小曲もあれば、5分台の大作もあり。大人な、味のあるアルバムだ。
男性2人のユニット、VOICEのヒット曲「24時間の神話」がアンプラグドで復活。最近はアコースティックなストリート・ライヴを精力的に行なってきた彼らがその成果を込めた1枚。
これまでに行なわれたすべての全国ツアーの中から選ばれた、ライヴのベスト・セレクション。会場の空気感まで伝える音の雰囲気、そして生ならではの力のこもるヴォーカル、それらが印象的。“19”曲目に隠しトラックを入れてるのがニクイ。
ヴォーカルでメインのソングライターである鈴木由紀子とギターとドラムの男性二人による、ブージークラクションのニュー・シングル。アルバム『NORTHERN HYMNS』のパイロット盤だ。今回もエッジの鋭いサウンドが気持ちいい。
驥足を展ぶ彼らのデビュー以前に書かれたフォーキーなナンバー。5種のパーカッションがシンプルな曲に深みを与えている。オノ・ヨーコの象徴ともいえるグレープフルーツ。(3)のアヴァンギャルドなロックに乗せた、短く強い言葉の反復は、まさしくヨーコの詩のようだ。
女性ヴォーカルを擁するユニットの新作。ポップで耽美系のサウンドは場をいにしえのヨーロッパに変え、ヴォーカルは不思議ちゃんな雰囲気もふりまくが、伸びやかで澄んだ歌声が素晴らしい。うろこをモチーフにしたと思しきアートワークの手触りも良し。
ドクター・ドレー、スヌープの快進撃開始は10年前のこと。グルーヴィで聴きやすく中毒性もある“G-ファンク”サウンドでシーンを席巻、後には2PACが入り……と常に話題に事欠かなかったヤバいレーベルの日本 (雑誌『bmr』) 編集コンピ。96年米発コンピとほとんど重複なし。
『Happie』『エゴシステム』に続く、雑誌タイアップCD第3弾は、発行部数30万部を誇る『メンズ・エッグ』! 強力イベント“メンズ・エッグ・ナイト”も全国主要都市で開催される。
鍵盤音を中心に、ビブラフォン、コンガなどをフィーチャーした(1)を筆頭に、ブレイクを活かした弾むリズムと流れるフレーズのコントラスト、落ち着いた耳通りのいいヴォーカル、そして何より歪みを駆使した音響が気持ちいい。音の世界に引きずり込まれるような印象だ。
冒頭いきなりシーラ.Eの爆発的なパーカッションをフィーチャーし、横田のギターをバックに歌う、マリーナ・ショウのヒット曲で度肝を抜かれる男女デュオのセカンド・アルバム。題材もジャズに限らずポップスのヒット曲を見事にバウンスさせる。
マンチェスター出身のパンク系ロックンロール・バンドの本邦デビュー盤。強烈な個性があるわけではないが、ライヴで鍛えられたシュアな演奏は堂々たるもの。キャッチーなギター・リフ、抜けたドラミングと、ロックンロールの本質をしっかりと把握している。