音楽むすび | 2002年8月発売

(1)はゆったり進んで少しずつ高まり、各パートの絡み合いが面白い。(2)はレゲエのリズムを取り入れた曲だ。まったりしているようで、何気に勇気づける歌も面白い。ジャケットの紙質、味があって良し。2曲入り800円という体裁、シングルらしくて良し。★

クレイグ・デイヴィッド、ミスティークを送り出したテルスターが大プッシュする新人女性シンガー。卓越した歌唱力だけでなく、ソングライティング、プロデュースとマルチな才能を見せる期待の逸材。

イギリス出身の女性ホワイト・ソウル・シンガーの、デビュー・アルバムからのファースト・シングル。太さはないけれど、芯のあるヴォーカルの持ち主で、自然に醸し出されるソウルフルな歌声が耳に心地よく響いてくる。アルバム単位で聴いてみたい。

北海道出身のシンガー・ソングライターで、映画音楽の作曲を目指し上京したという。松任谷正隆に師事し才能を開花させた新進気鋭で、大自然のなかで育まれた、のびのびとした発想と飾り気を排したアコースティックなシンプルさが非凡さを感じさせる一枚。

トリオ編成のいわゆるラウドなバンドだが、ソングライティングがしっかりしていて、しゃがれた声のヴォーカルも個性的で表現力があり、聴き手を選ばないポップな力量をもっている。演奏は無駄を削ぎ落としソリッドで、特にグルーヴ感に長けたリズム隊がいい。