2002年8月発売
スウェーデン出身先鋭的メタル・コア・アクトがレア・トラック集を挟んで4年ぶりに放つ4作目のフルレンス作。爆走した前作とは一転して再び重いうねりが全面を支配する作風に帰ったが、知的なノイズとテクの融合ぶりは依然として独特で他の追随を許さない。
アーテンションのヴィタリ・クープリ(key)と様式美メタルには必要不可欠のシンガー、マーク・ボールズが合体の夢のバンドの初来日公演を収録。技巧派揃いの集団だけにネオ・プログレ的な演奏のスリルと夢見心地の華麗な旋律美を満喫出来る逸品。
フランス出身の6人組メタル・バンドのファースト・フルレンス作にして本邦デビュー作。ドラマティックなメロディが疾走しまくるパワー・メタル・サウンドは、プログレっぽい味付けもいい感じ。仏語詞ながら、メロディの良さがすべての違和感を払拭する。
英国産ハード・ロック・バンドの復活アルバム。往時のままの鋭いハイ・トーンを聴かせるシンガー、かつて以上に弾きまくりのギター、そして、叙情味とキャッチーさを程よくブレンドさせた極上メロディ……とすべてが素晴らしい。ジャーニーっぽい曲もアリ。★
スウェーデン出身のシンガーのベスト盤。と言ってもドメスティック臭は一切なし。チープ・トリックにも精通するキャッチーなポップ・ハードを中心に哀愁を帯びたメロディを巧みに操りヒット・ポテンシャル志向の曲、サウンドを提供。耳障りの良い作品集だ。
ペンシルヴェニア出身の5人組(映像担当を含む)の世界デビュー作。ニルヴァーナやパール・ジャム以降のアメリカン・ロックの王道をまんべんなくなぞったサウンドで、時に激しく、時にエモーショナルに感情を解放する。映像担当者の役割はCDでは不明……。
米ロードランナーとMTVのタイアップ・コンピ第3弾。ニッケルバック他、レーベルの看板アーティストたちや他レーベル所属のアーティストなどの楽曲が1枚で聴けるお得なロック作品集。
60年代〜70年代の英ビート・バンドにも通じるB級感覚が持ち味の、ボストン出身のR&Rバンド、ダム・パーソナルズの日本デビュー作。ポップさもある王道ロック・メロディを疾走感あふれるザラついたガレージ系サウンドに乗せた演奏はスリリングだ。