音楽むすび | 2002年9月11日発売

マーク・ボランの没後25周年に合わせた特別企画盤。日英独仏から一人ずつ、計4人のミュージシャンと一人の写真家によるT．レックス・トリビュート・アルバム。日本からは秋間経夫が参加。

ヴォーカルの市井が作詞を手掛ける1は、トラックを生かしたユーモラスな音色やリズム、パワフルな歌声が際立つアッパー・チューン。一変して、メロウなフレーズを丁寧に聴かせるミディアム・スローの(2)とともに、両極の表情をみせる歌声が前面に押し出されている。

ニュー・スクール最後の砦、東京・埼玉を拠点に活動するホーリー・キーパー。海外バンドのオープニング・アクトで強烈な印象を残した彼らの1stアルバムが登場。メタル畑からも熱い視線が。

新潟を拠点に熱いライヴを繰り広げる2MC×2DJのユニット。2002年夏、日本最大のヒップホップ・イベント“B・ボーイ・パーク”に出演、聴衆を唸らせた彼らの堂々たる1stシングル。

デビュー10周年を迎えた曽根が、かつてスコット・ロスの演奏から強烈な衝撃を受けたというファンダンゴの心を彼女なりの解釈で表現しようという、意欲的なアルバムで、古楽器(コピー)のチェンバロが全編に渡り現代的な輝きを放つ貫禄の異色盤となった。

未来へと疾走するセンチメンタリズムが猛威を振るうセカンド・アルバム。松本素生のメロディ・メーカーとしての資質は、本作でより明確となった。人生を高尚なものではなく、安っぽい、しかし愛すべきものとして描く作風は相変わらず憎みきれない。

最高の音で楽しむために！