2003年10月1日発売
未完成の主題が悪魔的なピアノ技巧曲に! 生前最も偉大なピアニストの一人として賞賛されていたレオポルド・ゴドフスキー(ポーランドーアメリカ1870-1938)は、超絶技巧を駆使したピアノ作品を多数作曲しました。シューベルトの歌曲や器楽作品をピアノに編曲したものは、ゴドフスキーの主要作品として名高いものです。 シューベルトの素朴な詩情が、ゴドフスキーの手にかかると超絶技巧の限りを尽くしたショーピースに変容を遂げているので、全く別の曲の趣がします。 特に、最初に収録されている「パッサカリア」は、「未完成交響曲」冒頭主題を基に44の変奏曲としたものです。ピアノ演奏を知り尽くしたゴドフスキーの作曲技巧の粋が盛り込まれ、魔術的な冴えを感じさせる「究極のピアノ作品」でしょう。 演奏至難のためほとんど取り上げられる機会のないこの難曲を、今最も卓越したテクニックの持ち主の一人とされているシチェルバコフが見事に弾ききっています。ゴドフスキーを弾くことができる「選ばれたピアニスト」シチェルバコフによる、人間業を超越した至芸をお楽しみください。 Powered by HMV
Disc1 1 : Walzer a la Paganini, Op. 11 2 : Krapfen-Waldel-Walzer, Op. 12 3 : Die beliebten Trompeten-Walzer, Op. 13 4 : Gesellschafts-Galoppe, Op. 17 5 : Champagner Walzer, Op. 14 6 : Chineser Galop, Op. 20 7 : Die so sehr beliebten Erinnerungs-Landler in A major, Op. 15 8 : Carolinen-Galoppe, Op. 21a 9 : Fort nach einander!, Op. 16 10 : Kettenbrucke-Galoppe, Op. 21b 11 : Lust-Lager-Waltzer, Op. 18 12 : Erinnerungs-Galoppe, Op. 27 13 : Ilte Leiferung der Kettenbrucke-Walzer, Op. 19 Powered by HMV
DABOやラッパ我リヤの前座を務め、大阪若手を代表するヒップホップ・チームと呼ばれる彼ら。斬新な音作りとメロディアスなラップを遺憾なく発揮したデビュー・アルバムがついに完成。
ピンクドラゴンのオーナー山崎眞行と森永博志がプロデュースするロカビリー・バンド、CANDYのニュー・アルバム。ブラックキャッツ「東京ストリートロッカー」のカヴァーを含む決定盤だ。
90年代初めからボストンを拠点に活動していた二人組ヒップホップ・ユニットの初フル・アルバム。ジャズを効果的に導入したトラックやクールなラップが印象的で、作品全体に落ち着いた雰囲気が漂っている。95年のアングラ・ヒット(20)も収録。
町内の旦那衆の素人芝居で「仮名手本忠臣蔵」を演ることになり、建具屋の半ちゃんがその気になってしまう「蛙茶番」。文治は噺の関連する事柄をギャグやくすぐりをちりばめつつ解説する。「御血脈」でも、歌舞伎に造詣の深い文治らしい噺になっている。
「夢」を主題に据えた二題を語る。富くじものの(1)はまあ普通だが、うたた寝をして見た(はずだが一切記憶していない)夢の内容をめぐって騒動が広がっていく(2)に、不条理劇に近い味わいが。桂米朝師匠が語り直した古典に、文珍がさらに手を加えたものだそうだ。
1975年に創立されたシドニーを本拠とする室内合奏団。コレッリからロドリーゴまでの9曲を収めた当盤では、タイトルの示すとおりさまざまな情景(シーン)が目に浮かぶようなイメージ豊かな演奏を披露している。彼らの優れた合奏力と柔軟性を実証する一枚。