2003年2月26日発売
LIVELIVE
現代R&Bシーン最高の歌手による初のライヴ盤。初期の曲が多いが、独特の粘着系ヴォーカルが円熟期を迎えた今だからこそ、当時の楽曲をもう一度記録したかったのかも。歌と演奏、観客の嬌声が織り成す濃密な空間が詰まった、ファン必聴の傑作。★
tootoo
打ち込みによるディスコ・サウンドの大海原で、多彩なゲスト・ヴォーカルを自由に泳がせたフル・アルバム。インコグニート、VERBAL(m-flo)、高宮マキ、山本領平らを迎え、勇ましくも軽薄でもない、FPM独自のパーティ・サウンドを聴かせる。
tronikatronika
小山田圭吾参加のいわゆるエレクトロニカこってりの静かなよじれとノイズではんなりとした歌とメロディが耳の奥にきゅるきゅる音の渦を作るミニ・アルバム。ミニマルな酔いはもちろん、ちまちました視野の拡大しばしば。甘美なスリルに満ちています。
ドール・レヴォリューションドール・レヴォリューション
うば桜の再結成じゃなあ……と全然期待してなかったが、これ、相当いいです。白人ガール・グループならではの、ふくれっつら系のコケットリーを満載。ガレージな音作りもわかってらっしゃる感じで、スザンナ・ホフスの歌声含め、おせじ抜きで“カワイイ”新作。★
チャイナタウンチャイナタウン
米国のTVドラマ『アリー・マイ・ラブ』の主題歌でおなじみのヴォンダの5作目。99年に発表した前作に引き続き、ミッチェル・フレームと共同プロデュースした。ピアノやギターを中心にしたアーコースティックな味わいの一枚。日本盤のみ前述の主題歌のライヴ・ヴァージョンを収録。
イン・ディファイアンス・オブ・イグジステイン・ディファイアンス・オブ・イグジステ
スウェーデンのオハコ、鬼気迫るブラック・メタル・ユニットの5作目。シンフォニックな曲調を活かし、頽廃的ムードも漂う。デス型とは紙一重の部分も少なくないジャンルだが、彼らのサウンドを聴くと、その違いが如実に判る気が。王道ブラックの一作。