2003年3月5日発売
エログロ・ナンセンスなパフォーマンスと、カラフルなニューウェイヴ・サウンドで人気を集めている4人組の通算8枚目となるフル・アルバム。キッチュで実験的な音作りといい、楽曲ごとに全然違うカラーをもった方向性といい、実に聴き応えのある作品。
国立音楽大学を経てニューヨークで学び、宮本亜門演出の『キャンディード』ではクネゴンデを演じた増田いずみが、クラシックの名曲(オリジナルの英語詞付き)を美しい声で伸びやかに歌い上げる。今風のアレンジで聴き易いアルバムに仕上がっている。
ビートルズ、サイモン&ガーファンクル、ホイットニー・ヒューストン……有名曲の数々を高速BPMのトランス・ヴァージョンで。誰もが楽しめるトランスCDの決定盤。
映画、もしくはそれに関連する作品を集めたアルバム。それこそ手垢のつきまくっているバーバーやマーラーがこんなにも新鮮に聴こえる。ほかの作品でも集中力の非常に高い緻密な演奏を聴かせてくれる。ブルネロの指揮者としての実力をひしひしと感じさせてくれる。
来日公演でも個性的なソロを聴かせたチェロのブルネロが率いるダルキ・イタリアーナは、6-5-5-5-2と大きめの編成をとるイタリア・ヴェネト州に本拠を置くモダン楽器のアンサンブル。ヴィヴァルディから現代に至る広範な選曲で自在なアンサンブルを披露。
ブルネロのアンサンブルのお披露目盤。まさに登り調子の団体らしく自発性と躍動感にあふれた演奏だ。ブルネロがソロも兼ねた協奏曲では丁々発止としたやり取りが楽しく、内容の上で自重の負荷が高い「大フーガ」や、珍しい「騎士」の弦楽合奏版でも弾力を失わない。
インディーズで2枚のアルバムを発表していた女性4人組によるメジャー・デビュー作。ハード・ロックをベースとしながら、ポップなメロディを巧みに配した楽曲で爽快に駆け抜ける。不思議と何度もリピートして聴いてしまうキャッチーな魅力がポイント。★
ロックンロールを基調としたわかりやすいサウンドと独特のスタイルが今なお人気の横浜銀蝿。アルバム6枚、ライヴ・アルバム2枚、シングル・コレクション2枚を収めたコンプリート・ボックス。