2003年3月5日発売
レゲエやジャズのテイストも取り入れ、さらには初めてピアノまで持ち込み築いた新風景は、これまでになくバラエティ豊かな楽曲が集結。それでいて散漫になることはなく、アルバム全体でもって一編の映画のようなストーリー性を感じさせてくれるのは見事。★
オーケストラをバックにしたカーペンターズ・アンソロジー全11トラック。カレンの繊細さを秘めた力強いヴォーカルとは対照的な、柔らかく優しい唄い方でカーペンターズの世界を再構築している。こういう解釈のほうが、ひょっとして、日本人の心情にはハマるのかも……。
世の中の情勢が破壊や戦いへ傾いている時代の中、のほほんと生きている僕らだって、心の中では葛藤を覚えている。そんな対岸の火事とは思いたくなくともそうならざるを得ない日本人の心の内側を、グサッと鋭く抉り取った楽曲だ。情けない奴ほどこの歌が心へ刺さるだろう。
ジャムマスター・ジェイ追悼の意を込めつつ、ヒット曲としてのヒップホップの可能性を再確認するランDMCの大胆カヴァー。実兄・ZEEBRAにもどこか似通う線の太いラップと、ゲストのSORAことRIZEのJESSEとのかけあいがハマッてる。
深みと輝きを増してきたヴォーカリスト、SAKURA初のべスト・アルバム。シングル曲を中心に、CD初収録となる日立洗濯機CF曲「Mama's Love」や未発表曲、リミックスなども。
95年3月の記念すべきデビュー・アルバムを再発。1stシングル「RAIN」以下、初期のシングル4作AB面を完全収録。後年に比べてロック色が強く、初々しさがファンにはたまらない。
96年11月の3rdアルバムを再発。シングル「BELOVED」「a BOY〜ずっと忘れない〜」や、ファンに人気の叙情的ミディアム・ナンバー「カナリヤ」を収録。完成度の高い充実作。