2003年5月21日発売
セント・オヴ・ヒューマン・ディザイアーセント・オヴ・ヒューマン・ディザイアー
イタリアの6人組メタル・バンドのサード。ファンタジックなプログレ風味を一気に後退させ、疾走曲も減らしてコンテンポラリーな路線を狙ったのだろうが、グルーヴ志向やホーンの導入なども含め、すべてがどこか空回り気味。自分たち本来の魅力を見失い迷走中?
ミュージック・マシーンミュージック・マシーン
ラナ・レーンのサウンド・プロデューサーとして知られるエリクの2枚組コンセプト作。シンフォニックなテイストを盛り込んだ一大プログレ作品で、ブルー・オイスター・カルトのメンバーらツワ者も参加、耳の肥えたリスナーも納得できる一作となっている。
ミーティング・イン・ザ・ミストミーティング・イン・ザ・ミスト
フランス出身の5人組パワー・メタル・バンド。シークレット・スフィアのロベルト・メッシーナ(vo)を迎えて本格的に制作された初のアルバムで、疾走感のある楽曲をメロディアスに展開していく。12分を超える組曲(9)を始めとして、やや長尺の構築美に特徴あり。
インヒューマニティーインヒューマニティー
フィンランド出身の6人組のデビュー作。デス・メタル系としては大所帯だが、その分テクニカルなプレイを前面に配し、鑑賞に堪えうるクオリティにしている。ただ、彼らもまたヴォーカル以外は正統的メタルのスタイルを守っている。没個性の懸念もあるが。
ディ・ディ・ディディ・ディ・ディ
北京のガールズ・バンドのセカンド。パンク・ロックだがキル・ロック・スターズ周辺のバンドも思わせ、スリーター・キニーの影響も大だ。ポップ感といい生々しさといい、迫真の出来映え。(5)はジャニス・ジョプリンのカヴァーで、(10)のPVも観られる。★
I’ve been waiting soI’ve been waiting so
葛飾区出身、好きな食べ物は焼肉とケーキ、味噌汁という見星(みつぼし)ナオミのデビュー・シングル。ちょっと懐かしさを感じる女流AOR歌謡ですが楽曲やバッキングのクオリティは高い。本人のヴォーカルも健闘。クール・ビューティーなルックスとの対比が面白い。作詞は本人。