2003年7月16日発売
ステレオ・ラティーナステレオ・ラティーナ
つねに良質なクラブ系サウンドを発信してきたイタリアのIRMAレコーズ。その音源を日本人が選曲した日本限定のコンピが本作。ラテンやジャズの香りは、お洒落なカフェにもうってつけ。
ポストプロダクションポストプロダクション
2003年1月のアルバムで独自の音楽性が評価された彼ら。早くも放つ新作ミニ・アルバムには未来を予見する新曲に加え、アナログ盤が即完売となった「SUNSET BICYCLE」も収録。
五街道雲助1 朝日名人会ライヴシリーズ19 [淀五郎]・[名人長二ー仏壇叩き]五街道雲助1 朝日名人会ライヴシリーズ19 [淀五郎]・[名人長二ー仏壇叩き]
長篇人情噺の貴重な担い手による佳品ふたつ。わかりやすくておもしろいのはていねいな語りの工夫が身についているからだとわかる。場の空気を弛めない間の保ち方が見事で息遣いもきちんとしている。江戸と明治が“時つづき”であることを感じさせる。
桂文珍11 [青菜]・[親子茶屋]桂文珍11 [青菜]・[親子茶屋]
2002年8月の文珍独演会(なんばグランド花月)からの「青菜」では、植木屋をテンポよく好演している。お出入り先の旦那夫婦のやり取りで“その菜(名)も喰ろう(九郎)判官”とあったのを、家に帰って真似る植木屋が哀しく可笑しい。
デュエットデュエット
今をときめく二人の人気テノールがラブ・バラードを歌うデュエット。高音へと美しくのびる輝かしい声が綾なす摩訶不思議なハーモニーは実に魅力的だ。新曲「嵐の彼方に」やオペラでおなじみの旋律に心が浮き立つ。ポップな感覚に包まれた出色のCDである。
オアシスオアシス
毎年夏に届けられる御中元……いやいや、これが届くと夏がやってきたといった方が正解だろう。TUBEの2003年度夏のアルバムでは、開放的な表情のみならず切なさに胸傷める姿など多種多彩な彩りを魅せてきた。これも四季に合わせた楽曲をシングル発売してゆく企画の好影響と言えよう。