2003年7月発売
サリーサリー
新人女性シンガー・ソングライターのファースト・ミニ・アルバムなのだが、これは逸材かも。ヴォーカルはソウルフルな粘りのある声で、型にはまらず自由に飛び跳ねているし、鋭利な感性があふれ出すような歌詞も独自性がある。多様な可能性を秘めた個性派アーティストだ。
金魚すくい金魚すくい
ヒップホップのバック・トラックに使われそうなファットなビートのなかで歌われるのは、ノスタルジックな空気を感じさせる夏祭りの風景。音と言葉の意外な組み合わせをひとつに結びつけるのは、もちろん、彼女の無国籍なヴォーカル。特異な才能をあらためて伝えるサード・マキシ。
スペシャル・ワンスペシャル・ワン
デビュー26周年を迎えたチープ・トリックの6年ぶりの新作。パワフルなロックンロール(1)も中華風のポップなバラード(3)なども、いずれにしても彼らならではの明快なメロディを活かした演奏。現代的ではないけれど、相変わらずいい曲が揃っている。
ミュージック・イズ・ライフミュージック・イズ・ライフ
80年代に活躍したベテランR&Bシンガーの新作。歌の上手さは折り紙つき。得意のバラードも健在。それどころか歳月を重ね、味わいや奥行きがより増している。タイトル・チューンの歌詞は、生半可なシンガーに歌えるものじゃない。LTDのリメイクもあり。
ザ・ムーヴメントザ・ムーヴメント
3年半ぶり。完全にウータン・クラン派からの脱却を見せている、イン・ザ・ペイント発のリーダー作。アヤトーラやファントム・オブ・ザ・ビーツら提出のトラックにのり、しぶとくも危なげのないフロウをのせる。載せられた写真ともども、東海岸風味は横溢。