2003年7月発売
2000年に始まったパンク・ロック・イベント、“ヘッドロック・ナイト”のレーベル化記念として、これまで参画したバンドが集ったコンピ盤。NICOTINE、KEMURI、ニューロティカ、小島、イナズマ戦隊……揃いも揃ったりの顔ぶれ、愛と平和とスマイルが詰まりまくってます。
最新シングル「GROOVE TUBE」が好評を博している中、タイミング良くmegの1stアルバムがリリース。ファンの間で人気の高い名バラード「かなわないこと。」も収録されている。
アメリカ生まれの新感覚飲料“スムージー”をイメージしてのコンピ盤。ブックレットには、東京全日空ホテルによる特製スムージー5種類のレシピも掲載。涼しげで耳に心地よい曲ばかりだが、広い範囲から実にいい線の選曲がお見事。担当者の博識がしのばれる。
90年代にはポップ・アイドルとしても活躍した、カイリー・ミノーグの妹の6年ぶりの新作。前作もダンスな一枚だったが、今回はKORPI & BLACKCELLをはじめとするトラック・メイカーやプロデューサーを迎え、エレポップなダンス・ビートにセクシャルな歌声を絡ませている。
新人女性シンガー・ソングライターのファースト・ミニ・アルバムなのだが、これは逸材かも。ヴォーカルはソウルフルな粘りのある声で、型にはまらず自由に飛び跳ねているし、鋭利な感性があふれ出すような歌詞も独自性がある。多様な可能性を秘めた個性派アーティストだ。
ヒップホップのバック・トラックに使われそうなファットなビートのなかで歌われるのは、ノスタルジックな空気を感じさせる夏祭りの風景。音と言葉の意外な組み合わせをひとつに結びつけるのは、もちろん、彼女の無国籍なヴォーカル。特異な才能をあらためて伝えるサード・マキシ。
デビュー26周年を迎えたチープ・トリックの6年ぶりの新作。パワフルなロックンロール(1)も中華風のポップなバラード(3)なども、いずれにしても彼らならではの明快なメロディを活かした演奏。現代的ではないけれど、相変わらずいい曲が揃っている。
80年代に活躍したベテランR&Bシンガーの新作。歌の上手さは折り紙つき。得意のバラードも健在。それどころか歳月を重ね、味わいや奥行きがより増している。タイトル・チューンの歌詞は、生半可なシンガーに歌えるものじゃない。LTDのリメイクもあり。