2003年8月発売
アルバム『I am GATS』、ミニ・アルバム『Passage』に続くマキシ。タイトル曲は夏の余韻を感じさせるメロウかつスウィートなバラード・ナンバーのソウルフルなラブ・ソングとなっている。
ソウルの三人組パンク・バンドのデビュー作(2003年3月に発売されたアルバムに(6)のビデオを加えて再発)。キャッチーなメロディ、スピード感のある演奏だが、同じようなタイプのたとえばアメリカの人気バンドなどより金太郎飴ぽくなくてパンクの味がする。
『ブギ・ウギ・クリスマス』(2002年)に続く新作はオーケストラ名義ではなく、88年の『ライヴ・ヌード・ギターズ』以来となるソロ第3弾。音楽的な基本姿勢は守りつつも、トリオ編成によるタフな面を強調する。ドゥー・ワップに取り組んだ(11)にぞっこん。
ラフ・トレードが自信を持って送り出したブライトン出身バンドのデビュー作。適度な粗さが心地よいリアルなギター・バンド・サウンドと、英ロック伝統のポップ・メロディが絶妙で、少しデヴィッド・ボウイを連想させるヴォーカルもインパクト十分な期待の注目株。★
大阪・枚方で結成された5人組による16枚目のシングル。アコースティック・ギターのスパニッシュ・フレーズも印象的で、アップ・テンポで流れるように聴かせる術はジャンヌ流。ダークな色合いの(2)はkiyo(key)の作曲であることがすぐにわかる展開を持つ。
カナダ産ハード・ロック・バンドの復活第2弾アルバム。キャッチーなハーモニーとしっとりとした叙情メロディは健在ながら、初期に回帰したと言われた前作よりもストレートな作風で、パワー・ポップ風味にも無理がなく、より自然体の彼らの魅力が出ている。
ドイツの若手No.1メロディック・メタル・バンドの初ライヴ作。2001年作『マンドレイク』に伴うワールド・ツアーの模様を収録し、若きパワーに満ちあふれた堂々たるパフォーマンスはもはや風格さえ漂う。ライヴ映像に加え、初来日公演からのテイクも含む。★
イタリアのメロディック・パワー・メタル・バンドのサード。ドラマーをチェンジしてよりパワフルかつソリッドな成長を遂げ、陽性メロディの充実とともに楽曲構成におけるダイナミズムが強化されている点に注目したい。日本盤ボーナスはKISSのカヴァーだ。