2004年11月26日発売
ムーンライダーズのメンバーである岡田徹が88年に発表し、現在では入手困難だった1stソロ・アルバムが復刻。クールかつシャープなアレンジと、耳に残るポップなメロディが心地好い一枚。
岡田徹(ムーンライダーズ)主宰のレーベルに所属するエレ・ポップ・バンドのデビュー作。テクノもあるけどラテンもある雑食ジャンルレス・エレ・ポップは、エレ・ポップ・ファン以外をも招き入れてくれる間口の広さとカラフルさ。ヴォーカルの人工的な声質も魅力的。
ポップのフィールドでも活躍してきたシンガーが92年に録音したジャズ作品。ピアノ・トリオをバックにジェローム・カーン作の名曲を歌う。ほどよい粘度を感じさせながら弾むヴォーカルは独特で、快活な(2)の後半など聴き応えあり。(8)は押し引き自在の表現に巧さが光る。
クリスの78年作『アローン・トゥゲザー』全曲に、同じく来日時の録音であるアニタの81年作『ミスティ』のB面をプラス。トリオがバックの前者は力強い表現に説得力のある(2)やムーディな(5)がいい。後者はピアノとのデュオで軽快にスウィングする(13)など、余裕たっぷり。
コロラド出身のパンク・バンド、PINHEAD CIRCUSのメンバーが結成したラブ・ミー・デストロイヤーのアルバム。スピーディーなハードコア・サウンド、そして男気あふれるヴォーカルが炸裂。
デビュー25周年を記念して限定発売されたアルバム『苦悩〜peine〜』からのシングル・カット。初回限定盤にはフォト・カレンダーが付属。ピアノの調べに乗った定番歌謡曲が、ドラマやバラエティ番組で見せるキワモノ・キャラの印象としっかりリンクしている。
高橋真梨子(当時は高橋まり)が在籍していたペドロ&カプリシャスのベスト盤。ラテン・ムード歌謡と言うべき独自のスタイルは今もって新鮮。「五番街のマリーへ」「ジョニーへの伝言」のほか、初代ヴォーカルの前野曜子が歌う「別れの朝」(72年)も収録。★