2004年11月発売
フリー・ソウル和田アキ子フリー・ソウル和田アキ子
70年代、RCA(現BMG)在籍時の音源を中心に、ポップとマニアックを行き来する小西康陽が選曲/監修した、素晴らしいコンピレーション。和田のシンガーとしてのスケールのデカさと同時に、かつての歌謡曲がいかに豊潤だったかを実感できる。★
ちあきなおみ VIRTUAL CONCERT 2005 ハンブルグにてちあきなおみ VIRTUAL CONCERT 2005 ハンブルグにて
タイトルを見て2005年のハンブルグでのライヴ!? なんて思ってしまったが、6曲の新発掘ライヴ音源を中心に構成された擬似コンサート。抜群の歌唱力とそれ以上の表現力で聴く者を魅了する。美空ひばりの(9)、ピアフの(11)などここでしか聴けないカヴァーは貴重!
トラベラートラベラー
99年に大学のサークルで結成された“ナチュパン”も、2004年6月にギターが脱退し三人体制で再スタート。そんな彼らの決意のシングルは、裏も表も駆け引きもない、愛すべき純情歌ものポップ・チューン。井村の男前なヴォーカルがキリっと効いています。
握拳と寒椿握拳と寒椿
R&E(リズム&演歌)の第一人者バンドの再メジャー・デビュー盤。遅咲きの彼らだからこその説得力を持つ(1)を筆頭に、男泣き必至のシビレ歌6連打。映画『トラック野郎』シリーズ主題歌のカヴァー(4)も、ヴォーカル増子のキャラにピッタリな好選曲。
きみまろの「やってられなぁーい!?」きみまろの「やってられなぁーい!?」
綾小路きみまろの漫談に千葉マリアがヴォーカル・パートを付けた一品。壮年世代に強くアピールする漫談のコアな部分には大きな愛があるということがわかりました。編曲の寺田十三夫って、「信天翁」の寺田十三夫ですよね。
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」
当コンビによるブルックナー交響曲全集の第1弾。通常の版とは、様相が大きく異なる第1稿を取り上げながら、明晰な響きと手応えに満ちた表情が両立している点がすばらしい! まったく別の曲である第3楽章の爽快な味わいを活かした演奏が見事である。★