2004年1月発売
涙のカケラ涙のカケラ
TVスポットでもおなじみ第2弾マキシ・シングルは、グラスゴーな彼らの個性とストリングスの美しい響きを融合させた、美メロ・ロック。元シュガーベイブの村松邦男をプロデューサーに配し、たとえメジャーで浪費されようとも、耐えられる底力と心意気を実証する一作。
イン・モントリオールイン・モントリオール
ヘイデン主宰の89年度モントリオール・ジャズ・フェスでのライヴ・シリーズの一つ。アル・フォスターも加わったトリオ演奏で、3人がスリリングに絡んでいく様が緊張感漲り、凄い。特に(3)は白眉。3人のとてつもない実力が発揮されているし、即興演奏の醍醐味が堪能できる。
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第1番・第2番ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第1番・第2番
ソリストの許可がおりず、やっと出たアルバム。演奏は素晴らしい。強弱、硬軟、濃淡など、音楽がどのように変わろうとも、ツィマーマンはその磨き抜かれた技巧で、ものの見事に描き分けている。小澤の伴奏もソリストにぴたりとつけ、響きもほぼ理想的。録音も良い。★
ベートーヴェン:交響曲第9番《合唱》ベートーヴェン:交響曲第9番《合唱》
制作・出演
エルンスト・ゼンフ合唱団 / カルロ・マリア・ジュリーニ / キース・ルイス / サイモン・エステス / ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 / ベートーヴェン / ヤルト・ヴァン・ネス / ユリア・ヴァラディ《ユニバーサル・クラシック文庫》ジュリーニ編10点からの1枚。前半3楽章での激情と安定のコントラストが強烈で、終楽章ではそれが圧倒的な解放感と大団円に向かう。確かな演奏設計による「第九」。
ブラームス:交響曲第1番ブラームス:交響曲第1番
《ユニバーサル・クラシック文庫》ジュリーニ編10点からの1枚。ゆったりとしたテンポによる気品のあるブラームス。鈍重さは微塵もなく、静かな緊張感に貫かれた表現がジュリーニらしい。
ドビュッシー:交響詩《海》 ブリテン:テノール、ホルンと弦楽のためのセレナーデ/イリュミナシオンドビュッシー:交響詩《海》 ブリテン:テノール、ホルンと弦楽のためのセレナーデ/イリュミナシオン