2004年1月発売
ビッグ・ハート ライブイン東京ビッグ・ハート ライブイン東京
86年2月の来日公演の模様を収録した人気盤がCD化。ジョン・ルーリー、エヴァン・ルーリー以下、マーク・リーボウ、エリック・サンコらニューヨークのアンダーグラウンド・ジャズ・シーンの根底を支える曲者たちのシャープかつ歪んだ熱演が堪能できる。
ジ・インナー・サークル・オヴ・リアリティージ・インナー・サークル・オヴ・リアリティー
スウェーデンの様式美メタル・バンドのリズム隊を交代してのセカンド。クラシカルなメロディが映えるテクニカルなアンサンブル重視の方向性に大きな変化はないものの、前作と比べるといくらか柔軟なグルーヴが出たとの印象が強い。ABBAのカヴァーも収録。
ダン・オトゥル・サン〜聖なる血統〜ダン・オトゥル・サン〜聖なる血統〜
フレンチ・メタル・バンドによるセカンド・アルバム。歌詞はフランス語。若干、メロディに乗り辛いようにも聴こえるが違和感はほとんどなし。キーボードを配したオーソドックスなハード・ロック熱は言葉の垣根を超えて皮膚感覚で伝わってくる。一聴の価値はあると思う。
サンダードームサンダードーム
ドイツ産メタル・バンドの通算9作目。のっけからエッジの利いたハード・ギターに適度なグルーヴで押しまくるが、キャッチーなコーラス・パートを持ったナンバーも忘れないのが彼ららしい。ザ・ナックの「マイ・シャローナ」のカヴァーもいい仕上がりだ。
CELLAR DOORCELLAR DOOR
くるり主宰のノイズ・マッカートニーからの2作目。心の呟きから発せられたナイーヴな歌を、サウンド・エフェクトとアコースティックな響きが混じりあう、くぐもった音空間にのせて届ける。そして、人懐こい歌声とどこかねじれた音作りの組み合わせからは瑞々しさが。