2004年3月24日発売
初ベストとはいえ、2003年春に出したデビュー作と収録曲の半数弱がダブリ。(その分価格は安め)SPEED初期のように背伸びをさせた(6)(10)もいいが、ヒット曲(1)や初収録の(14)(15)のカヴァーの方が弾けている分、今後を期待させる。まさに“Bon Voyage”な一枚。
シンセ担当2名を含む、ポップ・ロックを聴かせる6人組のセカンド。エッジの利いたギターがもたらす表層のダイナミックさだけでなく、全編にわたり繊細なシンセのアレンジで底上げして、厚み&オリジナリティあふれるロック・サウンドを聴かせてくれる。
森川之雄率いるパワーヌードがこれまで発売したアルバム4枚、シングル2枚からセレクトされたベスト・アルバム。森川自身による楽曲解説、全ディスコグラフィなど貴重なデータも。
もうなんだかすごいことになっていることだけは分かるが正直いってよく理解できないところまで彼女はきてしまっている。それくらい本作は日本のポップ・フィールドからはみでている。縦横無尽に駆けめぐるサウンドの音楽としての質はとてつもなく高い。
2003年夏から活動休止していた麻波25がバンド名を変えての復活第1弾。ドラムンベース、アブストラクトなどなどバラエティに富んだサウンドを聴かせ、ミクスチャー・ロックの雄の名に恥じない音作り。アルバム・タイトル(“前進”の意)どおりの内容。
10人編成のスカ・バンドのセカンド・アルバム。スカパラの流れも感じさせるが((6)はそのメンバーのプロデュース)、スカ・パンク以降のバンドならではの軽やかさが心地よい。ヴォーカル入りの2曲も自然体だし、どの曲もポップでツボを押さえているのであった。
ガイ・レコード時代に残した音源の中から、バラードをコンパイルした企画作品。ベスト盤『very best of songs』(2002年9月)と重なる収録曲も多いが、耽美的な世界観だけでなく、優しいメロディ・ラインを紡いでいくコンポーズ面での個性もよくわかる。
アルバム『Montage』の予告編とも言える4曲入りシングル。明るいエレクトロ・ポップ調に驚くタイトル曲と(3)を手掛けたのは高井康生、インスト(2)とアヴァンな(4)は神田朋樹というお馴染みの面々((3)は井上薫によるリミックス)で、歌詞は日本語。春風のように風通しがよくて、いい雰囲気。
ハロウィンのステージでゲスト参加したイギリスのメロディック・ハード・バンドの2作。英国特有のウェットでキャッチーな、ちょいと品のあるメロ・パワ・ハードだ。流麗なキーボードの旋律も様式美っぽくもあり、胸をキュンと締め付ける。リズム隊が新たに加入。