2004年発売
発売元
日本コロムビア株式会社“和”に題材を求めるというNYの常道といってもいい選択で録音された作品。題材、アレンジと確かに工夫の跡が滲み出たアルバムに仕上がった。清登〜竜飛という個性あふれる二人も健闘し、構築的になりがちなピアノ表現をバックアップしている。
2000年に結成された5人組ロック・バンドの、メジャーでのファースト・アルバム。曲のタイトルからも推測できると思うが、日本の古き時代に曲のモチーフを求めていて、1曲目がいきなり和楽器の音色をふんだんに使ったインストだったりして驚かされた。
“F.O.H”からアーティスト名を“Full Of Harmony”に改めての再出発シングル。ブラック・ミュージックをルーツとする、圧倒的なヴォーカルと美しいハーモニーに魅了される。
日本最大のハード・ロック/ヘヴィ・メタル専門着メロ・サイト『ロックの魂』とタイアップしたコンピレーション・アルバム。サイトで人気の高い楽曲を一挙収録。
4年ぶりのベスト・アルバム。『音いろえんぴつ〜十二色〜』などの4枚のアルバムや、8枚のシングル、企画盤からセレクトされ、キングレコードでの彼女の軌跡を辿れる。
“和のメタル”のワザをたゆまず磨き続ける5人組のフル5作目。彼ら一流の鋼鉄美学に基づく緩急のダイナミズムに加えて剛と柔のバランスが楽曲の表情を豊かに彩り、バンドの絶好調を実感できる。勇壮な泣きメロを歌いこむ黒猫の歌に加えて瞬火の歌唱力もアップした。★
聴いた瞬間に“ああ、ピーズだなあ”と顔がほころぶ9枚目のアルバム。なげやりな歌声やサウンドとは裏腹に、ひどく繊細なバンドだというのは本作を聴いてもよく分かると思う。惜しむらくはメロディメイカーとしてのはるは今回は一休みだということ。
全編を通じ、そのバンド名のイメージとは裏腹の爽やかな印象。透明感のあるギター音のみならず、厚い雲をも貫いて青空を見出すかのような力強いスピリットが、気持ちを晴れやかにしてくれる。自身らの色を明確に打ち出したファースト・アルバムといえる。