2005年10月19日発売
ボストン出身の実力派女性ブルース・シンガーの第5作。ボニー・レイットにも通じる、R&Bやゴスペルの香りがするアーバン・ブルースを貫禄たっぷりに聴かせる。旦那のデレク・トラックスとドイル・ブラムホールの、二人の名ギタリストのプレイも堪能できる。
ニューヨークでその実力が認められ、ワールドワイドで活躍しているDJ KAORIによるミックスCD。ブラック・アイド・ピーズ、グウェン・ステファニー、ネリー、50セントなど、錚々たるメンバーによる楽曲が28曲が並んでいる。
初のフル・アルバム『Coll:set』が高い評価を得たD'espairsRayの2003年秋発売のインディーズ・シングルがメジャー流通で発売。ハイテンションなミクスチャー系楽曲が収録された本作、ライヴでお馴染みの楽曲ばかりだ。
ベース・ディザイアーズのリーダーとして知られる人気ベーシストによる、18年ぶりとなるECM録音作。公私にわたるパートナー、イリアーヌをはじめ、NYシーンの精鋭たちが集まったクインテットで、ジョン・スコフィールドの参加も話題だ。
フジ・ロック・フェスでのステージで喝采を浴び、ジャズ・フィールドに留まらない活動を行なっている上原ひろみのアルバム。全曲オリジナルで、ピアノ・トリオでオーケストラ的サウンドを造り出すことに取り組んだ作品だ。
エンジニアに益子樹やTOSHIを起用したセカンド。ヘヴィなバンド・サウンドからアコギ1本まで幅広い曲が揃い、彼女のヴォーカルも以前のような激情を叩きつけるような歌い方ばかりでなく、穏やかで繊細な歌唱も多くなった。表現力がより深くなった意欲作。
心の襞に込められた想いが切々と歌われる。マイスキーの息遣いも漏れ聴こえ、感情の振幅が音色とデュナーミクの豊かな幅となって波のように寄せ来る。ギリロフのピアノも同等に繊細の極み。ロシア歌曲の旋律美を堪能できる(歌詞対訳を付けてほしくなるほどに)。★