2005年10月26日発売
ヘイゼルタインのしたたかさを見せつけたバド・パウエル作品集。しかも、あえてパウエル的な手法を駆使することなくオリジナリティを確立させようとする意図が感じられる。バドの“色”のみを抽出した自信作(10)がもちろん一番の推薦曲だ。★
スウェーデンのデスラッシュ・バンドの通算4作目。アグレッシヴに疾走しながら狂気を振りまき、威圧感あるデス声が悪夢を描写。攻撃的な音ではあるが、要所要所にメロディアスなギターやフックあるフレーズが飛び交う。メタルコア・マニアにもお薦め。
残念ながら2006年1月9日をもって解散のCRAZEの、2005年4〜7月まで行なわれた最後のライヴ・ツアーからピックアップした17曲をまとめた作品。10年のキャリアを凝縮したような人間味あふれる熱いロックが展開されている。
ペ・ヨンジュン主演『四月の雪』の主題歌(1)(12)をフィーチャーしたデビュー作。ちなみに(1)は日本語ヴァージョン。アコースティック・サウンドをベースに透明感のある歌声によるナンバーは癒し効果も満点。かろやかなポップ曲もなかなかグッドなヴォーカル作だ。
“ハマの大怪獣”とも呼ばれるラップ・チーム、OZROSAURUSのマキシ。歌謡曲っぽいコード進行に、あえてチープさを装ったドラムの音質など、微妙に古くさいセンを狙ったトラックに、日本のヒップホップの成熟ぶりを見た思い。
70年代前半から中頃にかけて人気を博したグラム・ロック・バンド、スウィートのベスト・アルバム。RCA、ポリドール時代の音源から、「ブロック・バスター」「ココ」といったチャートイン曲を中心に収録。
快調にベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集の録音を進める仲道郁代と、上昇気運にあるパーヴォ・ヤルヴィとによるまさに絶好調の共演。仲道は自信に満ちた堂々たるソロを展開。ヤルヴィは切れの良い引き締まったベートーヴェン演奏を繰り広げる。
制作・出演
キャット・アンダーソン / クーティー・ウィリアムス / チャック・コナーズ / デューク・エリントン / ハービー・ジョーンズ / バスター・クーパー / マーサー・エリントン / ローレンス・ブラウンジャンル
1966年発表の人気アルバム。それまでの名曲を集めたベスト盤的な内容で、自らセレクトした11曲を再演。1000曲とも言われるレパートリーの中の選りすぐりだけあって、どれも名曲中の名曲。入門書としても価値ある1枚。
制作・出演
キャット・アンダーソン / クーティー・ウィリアムス / チャック・コナーズ / デューク・エリントン / ハービー・ジョーンズ / バスター・クーパー / マーサー・エリントン / ローレンス・ブラウンジャンル
1959年の夏から3年間の沈黙を経てリリースした復帰第1作。自信に満ちた堂々としたプレイとピアノレスならではのジム・ホールとの掛け合いが聴きどころ。ハーモニーからの脱却を感じさせる会心の1枚。