2005年12月7日発売
2006年に音楽活動30周年を迎えるCharのアルバム。先行シングル「Piano」同様、芝浦の期間限定プライベート・スタジオで録音された集録曲全曲が、テクニカルでエモーショナルなギター・サウンドで堪能できる。
素朴なフォーク・ソングから都会的なシティ・ポップスまで、70〜80年代の音楽シーンの変遷を体感できる3枚組コンピ。オリジナル・アルバム未収録ヴァージョンが収録されているなど、その選曲の妙にも注目したい。
デビュー25周年を迎えたロックンローラーのオールタイム・ベスト盤。発表順に曲が並べられているので、ブライアンの変遷を再確認できる。時代が変化していくなかで、彼がどういう気持ちでロックしてきたかと想うと、胸が熱くなる。新曲も収録、充実の2枚組だ。
NHKで収録された高座からひとり1枚でセレクトをしたシリーズ。三人は故人だが、残りは現役ばりばりの噺家中心。「こないだのあの人、面白かったね」くらいの軽いきっかけで、買えるCDというのが売りなのだろう。滑舌とテンポで聞かせる米丸は3作とも新作。歌丸は、やり手の少なくなった古典を語る。師匠遊三の貫禄に対し、弟子小遊三は軽みで勝負。復活が望まれる円楽は、80年代の高座を収録。新作勝負でクセの強い円歌、物真似上手な馬風と、渋いところが続く。重鎮の金馬は、なぜかおならの噺「転失気」を収録。かつての茶の間の人気者、円蔵は個性でゴリ押し。今や押しも押されぬ名手、小三治、20年前の高座でも一気に引き込まれる。扇橋は端正な語り口が魅力。木久蔵は、古典の基礎があることを証明。権太楼も地味ながら昔日の空気を伝える名人。川柳のやけっぱちジャズ落語は異色そのものだ。志ん輔は志ん朝亡き今、貴重な継承者で、大事にしたい。ここからは故人。痴楽は60年代の高座を収録だが、時代を超えた面白さがある。2004年、2005年と相次いで亡くなった文治、文朝。ともに古き良き落語を残す噺家だった。
落語CDの定番「NHK落語名人選」の新ヴァージョン。落語芸術協会の5代目会長である桂歌丸。人気TV番組『笑点』の顔としておなじみの、歌丸の真骨頂を堪能できる。
人気TV番組『笑点』の司会者として有名。七代目立川談志、三代目古今亭志ん朝、五代目春風亭柳朝(亡くなってからは橘家円蔵)とともに“四天王”と呼ばれている円楽による演目。
落語CDの定番「NHK落語名人選」の新ヴァージョン。綾小路きみまろもその一門であり、豪放磊落な芸風、物真似上手として有名な鈴々舎馬風の演目を収録。
落語CDの定番「NHK落語名人選」の新ヴァージョン。四代目三遊亭金馬は明るい芸風で落語界を代表する一人として活動を続けており、芸術祭賞など受賞歴も多い。
落語CDの定番「NHK落語名人選」の新ヴァージョン。前の名前は月の家円鏡(つきのやえんきょう)として知られ、襲名後は寄席を中心に活躍し、大御所的存在となった円蔵の落語。
落語CDの定番「NHK落語名人選」の新ヴァージョン。柳家小三治は、噺の設定や背景にありきたりではない考察を加えて、落語の登場人物を増す、磨かれた話芸をもつ名人のひとりだ。
落語CDの定番「NHK落語名人選」の新ヴァージョン。入船亭扇橋はオーソドックスな芸風をもっており、安心して聞ける。また変に派手なところもなく、心をなごませるゆったりとした噺が楽しめる噺家。
落語CDの定番「NHK落語名人選」の新ヴァージョン。人気TV番組『笑点』では馬鹿キャラを売りにしているが、実は相当のインテリの木久蔵。また全国ラーメン党党首としても有名だ。
落語CDの定番「NHK落語名人選」の新ヴァージョン。昔の噺家らしい匂いを残している柳家権太楼。東京落語界における“枝雀”的な存在に近い、といえるかもしれない。
落語CDの定番「NHK落語名人選」の新ヴァージョン。NHK『お母さんといっしょ』のレギュラー、NHK-FM『名曲リサイタル』のパーソナリティなど多彩な活動で知られる志ん輔の落語。
落語CDの定番「NHK落語名人選」の新ヴァージョン。江戸っ子気質を感じさせる軽妙洒脱の芸風で知られ、2004年に亡くなった桂文治。滑稽落語一筋の、飄逸な爆笑落語を。