2005年2月16日発売
One Fine DayOne Fine Day
SMAPやスガシカオのアレンジで知られる森俊之を迎え、“定番”のヨーロッパ路線に留まらないファンキーさがそこここに。(7)ではマルコス・スザーノ提供のパンデイロ・ループが聴かれる。全曲に添えられた本人による解説含め、いい年齢の重ね方では。
TANKTANK
ミクスチャー・ダブでは確固たる地位を築き上げた彼らの約2年振りとなるアルバム。前作『エネミー・オブ・ジ・エネミー』が自身最高のセールスを記録するなど、勢いを増す一方の彼らの自信とパワーがあふれている。
シェイク・ユウ・ダウンシェイク・ユウ・ダウン
映画『デビルマン』の興奮さめやらぬまま、新メンバーを加えすっかり逞しくなった4人組による約1年ぶりのシングル。レゲエやR&B調を押し出したタイトル曲は、やたら艶っぽくてドキドキもの。とはいえMCなどは初々しさも残していて、成熟の余地ありと見た。
Lotus〜生まれし花〜Lotus〜生まれし花〜
前作「Blue Zone」から実に6年ぶりの工藤静香のシングルはバラード。キャッチーなメロディ・ラインにストリングスのアレンジが加わりドラマティックな世界を描いている。カップリングの「Simple」は一転してジャニーズ系のアレンジ。やはり、少なからず影響しあうのかな。
根こそぎ根こそぎ
和風なネーミングとクールな佇まい。ヒップホップとしては奇特な色彩を魅せる彼らだが、サウンドはディープなグルーヴ、パンチが効いた詞といった具合に正統派。ただ、耳を引くのがその言葉の使い方だ。古風な日本語というか、響きが“粋”なのだ。そこがよろしい。
THE FIRST QUARTERTHE FIRST QUARTER
ファースト・クォーターとは、新月が満月に向かって七日目以降の“満ちてゆく月”のこと。月が満ちてゆくように恋する気持ちも満ちてゆくというラブ・ソング集で、大人の女性の恋心をリアリティ豊かに表現。なお発売日は彼女の30歳の誕生日とのこと。