2005年2月発売
ベートーヴェン:交響曲全集/交響曲第1番ー第9番/レオノーレ&フィデリオ序曲ベートーヴェン:交響曲全集/交響曲第1番ー第9番/レオノーレ&フィデリオ序曲
制作・出演
ソイレ・イソコスキ / ダニエル・バレンボイム / ベルリン・シュターツカペレ / ベルリン国立歌劇場合唱団 / ベートーヴェン / ルネ・パーペ / ロバート・ギャンビル / ローズマリー・ラング待ちに待ったバレンボイムによる初のベートーヴェンの交響曲全集。近年ますます円熟味を増すバレンボイムがベルリン・シュターツカペレを得て、巨匠の芸を如何なく発揮した風格ある6枚組。
ブラームス:交響曲全集 悲劇的序曲/大学祝典序曲/ハイドン変奏曲ブラームス:交響曲全集 悲劇的序曲/大学祝典序曲/ハイドン変奏曲
明るい音色や軽目の音質でスカッと決めていきたいオケ。往年のドイツの巨匠よろしく重厚かつドラマティックに、感動のゴール目指してヤマを張りまくるバレンボイム。両者のせめぎ合いは、追いつ追われつ、抜きつ抜かれつ。だからスタイルを統一すべきと考えるのならダメだけれど、この両者引き分けみたいな混沌バトル状態がいいと考えるなら、それはそれで面白い。ただしこうした演奏のためか、このオケにしては珍しく、ピッチやアンサンブルの乱れが散見される。全曲の中では第3番が最も成功しているようだ。